(山頂部にはマツムシソウの饗宴)
今日(9/9)は、
阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』(884M)
及び
を見回ります。
先週の予定でしたが、飯豊の保全資材の荷上げを優先し、
本日に繰り延べました。でも、お陰で、
初めてマツムシソウの群生に浴することが出来、感謝です。
丈が低く花が大きいものが高山型と呼ばれ、
その名もタカネマツムシソウ。
高柴山のような里山で見かけるものは、
色合いも薄めで小さいのですが、
より環境が厳しい高山のものの方が大きいなんて、
ちょっと不思議な気がします。
万葉集、巻の六に
『白珠は人に知らえず知らずともよし
知らずとも吾し知れらば知らずともよし』
とあり。
元興寺の僧の作とされるこの一首。
「吾」の自負を剥いでみれば、
花神にも通ずる普遍と言えるかも知れません。
人が訪れることの稀な山中、咲くという、
ひとすじの気持ちを遂げる花の精、大地の心。
その花韻花香に接会する僥倖に恵まれました。
感謝。
暑くなりそうな予感・・・、出発です。
森の精の迎候。
ほんの20~30M 程の区間ですが、
何ともため息が出てしまうヤブの成長ぶりです。
掻き分けて進みましょう~!
ヤブを了えれば、蛍草のねぎらい。
『元気の樹』も元気一杯。
径には、結構な頻度で蜘蛛のバリア~、で、
こうしてササで前方に「8」の字を切りながら進みます。