あるく

~山の恵みの備忘録~

二ツ箭山/愉然 2023年2月25日

耳澄ませば、二ツ箭の呼ばわる響。

 

 

今日(2/25)は、二ツ箭山へ。

風が強そうですが、天気は良さそうです。

先の週は、雨粒に追い立てられ?そそくさと下山してしまいました。

この山を篤と味わうには、やはり、ダブルアクセルがいい。

足が喜びます。

 

*馴染みのない方のためにコースの概要を少し・・・

R399沿いにある駐車場に車を置いて出発~『〆張場』から『一枚岩』『胸付き八丁』を経て『女体山』岩場のテラスへ~ひと息入れ『修験台』を経て沢を降り『〆張場』へ~そこから『月山新道』を登り返して月山を頂き、周って『山頂』分岐、『女体山』岩場のテラスへ~ひと息入れて『胸付き八丁』‐『一枚岩』‐『〆張場』を踏んで登山口へと戻る~『〆張場』を起点に2回転のダブルアクセルとなります。

 

 

登り始めると、もう、降りて来られた方が。

1/14も同じシチュエーション?kannoさんとtakanoさんでした。

7時に発たれて、この時間。お疲れ様。

 

御滝沢に客となり、水の精にご挨拶・・・

 

その謙廉に合せられます。

 

 

〆張場から、山脊へ。

『一枚岩』は、抜き足、差し足、忍び足?

 

常連のみな様に追いつきました。(Y田さん、M浦さん、O内さん)

 

お喋りを愉しみながら進んでゆくと・・・S藤さんが降って来られました。

やはり、「風が強い」と。

「幸福とはすべて本質的な意味において詩であり、詩とは敢為なのだ」

と何方かが仰っておられたっけ。

棚から牡丹餅の様な「幸福」などくそくらえ?(笑)

骨折り、精進、刻苦、汗の代償こそが、紡ぎだした言葉。

みんな、詩人なのです。

 

岩場に直下。

「天へ、天から生きよ」・・・呼ばわる響に、耳澄ませます。

 

ロープ、鎖のお世話になります。

 

男岩/女岩を分つ基部へと上って、ひと息。月山のエ~ル。

 

もうひと踏ん張り。

 

男岩に鼓舞され・・・

 

攀じります。

 

了えて、ひと息。

 

女岩(女体山)を、頂きました。

 

ん~、陽精の頌・・・

 

月山の祝福に与ります。

 

さて、岩場のテラスへ。

常連のみな様とお喋りをたのしみながら、飲み食い。

 

今日は、ダブル。テラスを辞して・・・修験台へ。

 

"夫婦岩"が睦みます。

 

そこを転げ落ちれば?・・・

 

沢床。

門番さんにご挨拶し・・・通行の許しを請います。

 

累々の岩、一つ一つと言葉を交わして。

 

水の精、その時間に歩を合せます。

 

 

 

〆張場から『月山新道』を登り返し、分岐へ。

 

"夫婦岩"と語らいながら・・・

 

月山へ。

 

 

 

後は、すたこら、山頂分岐を廻って・・・

 

岩場。

 

岩場のテラスへ。

 

ん~、まったり。

 

天上には、まなざし・・・ "Grace be with you".

天にまなざしがあるからこそ、人間は自分のことを、世界のことを、

真剣に、真面目に、考えることがかなうのです。

 

陽精の頌にまどろみます。

 

いい時間を過ごせました。感謝。

帰るとしましょう。

 

降りは巻いて・・・

 

後は、すたこら。

 

水の精と・・・

 

言葉を交わしながら。

 

無事の下山、

愉然の山路に

感謝、感謝。

 

fin