雄邁の男岩。
今日は、二ツ箭山へ。
予報がこれほど外れるのも、めずらしい。昔気質の職人さんなら、
「こんなやっ付け仕事で金とっちゃあいけねぇよ」とキッパリいうでしょうね。
でも、サプライズがあって、愉しい山日和?でした。
さて、登山口では、何と親戚でもある近所の saitouさんとバッタリ~!
先日、散歩の折、「二ツ箭山は愉しいですよ~」と吹き込んだのでしたが?
確りと彼の脳裏にインプットされていた様です。
しかし、大先輩。「この前、鎌倉岳に登ってきた」とは仰いますが・・・
今日は彼のSP?となって、ご案内しましょう。
~身繕いして、いざ。
登り始めると、もう下りて来られた方が。常連のイガグリさんでした。
御滝で、礼敬。謙廉に合せられます。
大工の棟梁としての貫禄。
水の精と語らいながら。
〆張場に。
山脊へと喘ぎます。
一枚岩をこなして、ホッ。
水場で息んでいると、
O内さんとT田さんが早々と降りて来られました。
お二人を見送り・・・
胸突き八丁。アクセル全開。
岩場に直下。呼ばわる響に、耳澄ませます。
総合的/俯瞰的に判断?鎖場を回避し、反対側の巻道へ。
決してラクではないのですが、よもやの危険度はやや緩和されます。
歩一歩を確実に。
男岩/女岩を分つ基部へ。月山のエ~ル。
女岩から、男岩。そのエ~ル、その衷誠に浴します。
女岩を頂きました。
雲さんが、その頌が、空を統べります。
岩場のテラスへ。
「こごまでくっと、達成感がでんない」~満足気の saitouさん。
お疲れ様です。私が同じ年齢だったとして、此処まで歩いて来れたかどうか・・・
昼餉としましょう。
歩くことは、人間にとって本源的なもの。
生きることとほとんど同義の振る舞いだと思えてなりません。
曰わく、「人生の歩み」、「未来へと歩いてゆこう」。
歳を重ねればかさねるほど、その想いは純化・透徹したものに。
山に「居場所」を見いだしたものは、幸いなるかな。
「生きなければならない」というのではない、
「生きることを許されている」のだと、お山は告げています。
耀耀の洋、その慰撫、ねぎらいに与ります。
そうこうしていると、kanekoさんが到着。しばし歓談。
背には、jinboさんの形見のザック。故人の顔が浮かびます。
いい時間を過ごせました。感謝。
帰るとしましょう。それぞれの上り下りへ。
総合的/俯瞰的に?沢コースをチョイス。
危なさはあるものの、体力的には少しやさしいはずです。
激降って・・・
沢床へと降り起ちます。
水の精に、通行の許可を乞います。
岩の感触を確かめながら、ゆっくりと。
水の時間に歩を合せます。
saitouさんの足取りは確か。
ご自分のペースに忠実に。
ひと息入れて、感慨。
水の精に守られ・・・
無事の下山、
和衷の山路に
感謝、感謝。
saitouさん、お疲れ様でした~!
fin