あるく

~山の恵みの備忘録~

二ツ箭山/仁廉 2022年12月10日

秋はまだ、しんしんと。

 

今日(12/10)は、二ツ箭山へ。

この頃は、潜在的抑圧力もあってか?遠くの山には足が遠のきがちです。

メタフィジカルな点はともかく?フィジカルな面で鈍りがちなのは事実。

ここはひとつ、「喝!」を入れたい。

この山の〆張場を起点に、ダブルアクセル

上って下ってまた上っての山中2回転が良さそうです。

 

 

駐車場で常連のみなさんとバッタリ。お喋りを愉しみたいところですが・・・

余分に歩きたいので、お先に。

 

御滝に礼すれば、謙廉。

 

水の流れに歩を合わせ。

 

水の精と・・・

 

思想の交換。

 

〆張場で沢と別れ、山脊へ。

 

恐る恐る一枚岩。見上げると?常連のS籐さん。

お久しぶりです。しばし歓談、四方山話。

 

辞して、胸突き八丁~岩場の直下へ。

 

「天を仰げ、天から生きよ」と呼ばわる響。

 

まだ息が調わぬまま、先を譲られてしまい・・・

 

フヮ~、しんどかった~!

後続を意識し過ぎ、つい体のリズムを無視してスイスイ、心臓がぁ・・・

上って心肺の猛烈抗議!?思わずへたり込んでハァハァ。

ダメダメ、もっと体に聴かなきゃ。~少し息んで、回復。

 

『男岩』~そっちへ廻る余裕なし?悪しからず。

 

 

『女岩』を頂きました。

ん~、陽精の頌、洋の真率。

なんのかのと言っても、ただ、このシーンに浴したかったんだなぁ。

 

洋は壮麗。

この陽彩、この燦爛、其々の正義や思想のあらわれなのか?~そうじゃない。

陽精も海も、みずから輝らなければならぬと思いこんで耀っているのではない、

すべてをお作りになった方がよしとされたからこそ、光っている。

そこにあるのはお作りになった方への従順、ただそれだけ。

だから神神しい。

 

世界中が、血まみれの「正義」や醜悪な「思想」で満ち溢れている。

この洋を見よ。

 



 

さて、岩場のテラス。通過。

 

修験台への道すがら、"夫婦岩"。

 

沢床には、たのしいオブジェ。

 

ゴロゴロの岩と・・・

 

水精とに礼して、通行の許しを請います。

 

 

 

〆張場から、月山新道の登り返し。

 

道を合わせ・・・

 

月山を頂きました。

 

凛々しい、男岩/女岩

 

鞍部をそそくさ?(途中、下山のO町の方とS藤さんとスライド、立ち話)

分岐を折れて進むと・・・

 

前方から、常連の皆さん。

 

記念に、パチリ。

 

岩場のテラスに舞い戻り、ちょいと、ひと息。

 

洋の篤厚・・・

 

お山の篤実に励まされ、下るとしましょう。

 

男岩と言葉を交わし・・・鎖にしがみついて?

 

再び、水精にご挨拶・・・

 

のたりのたりと。

 

秋はフィナーレ。

 

 

 

 

 

心尽くしの祝筵のなか・・・

 

その目送に与りました。

 

無事の下山、

仁廉の山路に、

感謝。

 

fin