今日(2/9)は、二ツ箭山へ。
などかはしらねど足が向く、このお山。
習慣になってしまったかな、・・・。
*
木も草もさびしい冬の候、ひとり水の精だけ気を張って、
寒さ透して心尽くしのもてなしです。
途中、常連のお二人に追いつきました。
お山の元気が沁みてきます。
岩場に到着。先行の方が取り付きます。
攀じります、あの窓へ。
雲と合唱、女岩。「天を、天を仰げ」と高らかに。
一息つけば、男岩の凛々しい顔容。
老人の顔に深々と刻まれた皺の様な亀裂、その物語に、耳を澄ま
せたい・・・。
岩場のテラスは大盛況。今日は下って上って月山へ~
の宙返り?。オニギリ1個頬張って、おいとまです。
沢床へと降り起てば、陽の慈悲にまどろむ水の精。
キラキラ着飾ってお出迎え。
陽の光が氷柱に遊びます。
みずがながれるような、逍遥。
〆張場。此処から月山新道へと突き上げます。
尾根路に合わせられればゴツゴツ、岩の礼。
月山手前から、男岩/女岩。
下方に男岩。
そして上方、女岩。
月山を越え、稜線を辿れば岩場/分岐。左へ。
雪と凍りでヒヤヒヤしながら、本日二度目のテラス。
そこには常連のM 馬さんが息んでおられました。しばし、
四方山話。
あふれる慈悲、穏やかな光線。う~ん、天が近い。
くもがささやく・・・
『 天というのは
あたまのうえの
みえるあれだ
神さまが
おいでなさるなら あすこだ
ほかにない 』
(八木 重吉)
さて、帰りましょう。テラスでお二人を見送って、私はひとり
岩場を、今日は北側を巻きながら。基部からの男岩。
やっぱりこちらも dangerous。
渓に陽の慈悲、まどろむ水の精。
水、精爽が奔る。
零度のマジック。
水素と酸素、様態変化のレビュー。
落差でダンシング。
心満ちて、御滝。
無事の下山、
ひとときの愉易に
感謝。
Fin