ふ~、丸森峰を頂きました。
地神山が、そして地神北峰が、威風堂堂、歓呼して保全隊を迎えます。
4班の現場はもうちょい先、あの中ほど、笹が切れた辺りの様です。
丸森峰直下の現場を終えた1班,2班,3班が応援に向います。
4班の人たちの姿を確認。
途中の砂礫地に着くと、上から、土嚢のリクエスト。
kusakariさんが土砂採取の場処を見定め、さっそく用意。
目当ての数がかなったので、上の現場に移動。
これはこれは、大変でした。
この辺り、ガリー浸食部に対する処方箋は、笹ダムの造成です。
笹を敷き詰め、下から運び上げた支障木と土砂入りの土嚢で上から押さえます。
浸食部に番線で括られた笹を敷き詰め、その上に土嚢をのせて押さえるのです。
此の為、傍の笹が刈られていますが、新しい道などと勘違いなさらぬように。
道は浸食部の側です。
この笹の束が、浸食を防ぎます。
shibataさんの監督の目が光ります。
ヨッコラショと浸食部へ敷き詰め・・・
その上に土嚢をのせます。
用意した土嚢はすべて使い切りました。
その上の所では、土嚢で水みち。水流のコントロールを図っています。
その気になって「みち」を掘らぬことが肝要とのこと。
作業終了。統括の井上邦彦氏のお話をうけ・・・
ここからは「振り返り」と称して、
班長さんに作業の意図や施工の成果についてお話いただき、質疑応答です。
4班の現場の「振り返り」を終え、下の現場へ移動します。
此処で、休憩。ランチタイム。
それぞれに、それぞれの昼餉。お喋りもオカズです。
日和良し、仕事良し~善き哉、善き哉。
満足感から、満腹感へ?
みんなで、集合写真。
飯豊への愛が、花となって咲いているかの様です。
山から、そして山へと生かされてきた、その信実と謙遜。
心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くしました・・・
その一人ひとりのひとすじの気持ちが、花となり、香となり、風となる。
昼餉を了え、次の現場へ。足取りは軽やか。
振り向けば、お山の、「ありがとう」。
その「ありがとう」が、悦びとなり、愉しさとなってこだまします。
傷を負うた山、そのかすかな声に応え、まきこまれること、それが保全。
この、無関心ではおられぬという疼きが、お山との絆。それが、
私たちが飯豊の中に居り、飯豊が私たちのうちにいるという
恵みなのです。
お山の祈りは、"Grace be with you".
さて、3班の現場です。歩きやすくなりました。
同様に、班長さんにより作業の意図や施工の成果についてお話を頂戴し、
みなさんからの質疑応答となります。
いろんな工夫が凝らされてます。
そして次は、2班の現場。
私も作業した現場なので、ついつい画像が多くなってしまい、
1班、3班、4班のみなさん、ごめんなさい。
緊張?
班長さんによる作業の意図や施工の成果についての説明を受けます。
大きな段差があったことなど、もう想像出来ないほどです。
真剣な眼差しで聞き入ります。
そして、1班の現場でも、
班長さんによる作業の意図や施工の成果についてお話を伺い、
追加の手間を施します・・・
隙間には、ヤシ繊維。重宝しますね。
さて、「振り返り」を終え、いよいよ、凱旋?下山です。
「お疲れ様でした」。総身にお山からのねぎらい、エ~ル。
お喋りに花を咲かせながら。
飯豊のまなざしに雍まれて。
緊張に耐え・・・
飯豊山荘前へと転げ落ちれば、下山終了。
天狗平ロッジで、解散。
参加されたみな様、お疲れ様でした。どうぞ、お山に愛でられますように!
居合わせたメンバーで、記念にパチリ。
(左から、sutouさん、hasegawaさん、井上邦彦さん、takahashiさん、そして私。)
無事の下山、
愛と善意とロマンの山路に
感謝、感謝、感謝。
家に帰って、車庫に車をしまうと、まん丸、お月さんの祝福。
そうそう、今日は、中秋の名月でしたっけ。
「あ~、たのしかった!」
fin