ミッションを果して仲間に喜色。飯豊の風がさやかに吹き渡ります。
今日(9/10)は、飯豊へ。登山道の整備/保全のミッションです。
縁あって末席を汚させて頂いている『飯豊連峰保全連絡会』。
同会の合同保全作業が、丸森峰の手前とその少し先で実施される運びとなり、
昨年、亡き母の入院で、御西での保全作業をドタキャンした負い目もあり?
非力ながら、参加させて頂きました。
山形県は小国町なる天狗平。天狗平ロッジに午前4時集合です。
(私は道路事情が悪く時間が見積もれないのでロッジに前泊)
事務局や全体統括の井上邦彦氏による・・・
オリエンテーションをうけ・・・
ヘッデンに頼んで、いざ、丸森尾根へ。
もう、ヘッデンは不要。
そろそろ、日の出。
だんだんと、輝りがおりて。
お日様の、御出座しです。
陽精の激を背に受け、えっちらおっちら?
葉っぱさんたちも光線を浴び、はしゃぎ出しました。
ハァハァゼェゼェ?いつの間にか、夫婦清水。
これしき、なんの何の、yasukeさんは1班の班長。
縁あって同じ班の、shimaさん、hasegawaさん(班長)、そしてsutouさん。
私は2班の老中?威張ることか?(笑)
一刻の休憩を終え、再び、のっそのっそ。
ラクそうな処ばかりに見えますが、厳しい所はカメラに手が回らないのです。
倉手山からのエ~ルに応えます。
今日は土方仕事?の日、こんなに晴れてくれなくてよいのですよ。
木陰に入ると、うれしい。まだまだ。
ハァハァゼェゼェ、心肺に問い問われ、只管無心の運歩・・・
良い日和だ。峰々の響に耳澄ませます。
資材置場に到着。
昨年、私を含め、大勢の方々が荷上げして下さった保全の資材が、
いよいよ、出番です。
ヤシ土嚢や、ヤシ繊維、それと既に伐処理してあった支障木を適宜切断し、
現場へ運び上げます。
この支障木、杖と呼ぶには太すぎ重すぎ。堪えます。
お~洗堀による大きな段差が~現場に着いた様です。
1班の方々はこの手前の現場ですでに作業に着手。
2班は此処で荷を降し、この段差に取り組みます。
登山者の方が歩いて来てこの段差に遭遇すれば、恐らく、絶句。
一旦荷を降し、それを上へ放り投げてから?這い上がるしかなさそう。
さて、如何するか?班長さんの頭の中には既に処方箋あり?
1班や3班のみなさんも加わり、笹や柴、支障木を大量に集めます。
それらをこの洗堀された段差に・・・
どんどん落とし込みます。
体重をかけてギュウギュウに詰めます。
ある程度の嵩になったら・・・
一旦、とめます。
今度は、洗堀防止を図り、支障木による木組みを施します。
しっかりとした支障木をサイズに合せて切断し、かすがいで組み合わせます。
小型のチェーンソーが大活躍。師匠の小技が光ります。
頑固な?良い木です~、かすがいが敗けそう。
空いた隙間には、笹や、小枝、土嚢をつめます。
こんな感じに。
まだまだ、土嚢を。
後は、ちょっとした隙間にヤシ繊維をいっぱい詰めて、完成です。
ビフォーアフター・・・「なんということでしょう」。
この仕上がりから、誰があの洗堀の段差を想像するでしょうか?
感慨深げに?踏みしめて・・・
少し上の、3班の現場へ。
バケツリレーで土嚢を運ぶのを手伝い・・・
順次、つんで頂くと・・・
こちらも、完成です。
作業を終え、1,2,3班はさらに上で作業しておられる4班の応援に。