誕生日には気合を入れようかと?考えていたのでしたが、
とんでもない台風が日本に近づいて来ており、影響は必至の様子。
変に気負うのはよせ、との天の響なのでしょう。
土曜日が天気が良さそう、ちょっと繰り上げ、気のおけぬお山へ。
裏磐梯スキー場から、えっちらおっちら。鬱蒼の森へ。
この時季、抜ける辺りでは、路の周りにシラタマノキが群生・・・
"心清かれ"と。
明示二十一年(1888)七月十五日の午前七時四十五分頃、
U字形にえぐり取られた噴火口は南北の直径2.3km、東西で2.47km、
崩壊した容積は約12億㎥、重量で約30億屯とか。
爆風の吹いた方向へと森林はなぎ倒され、その圧は363気圧との試算も。
猪苗代町に残されている資料では、
被害地戸数463戸の内、壊れた家47戸、埋もれた家45戸、半壊8戸。
被害地人口2891人の内、死傷者518人、内死者477人、・・・
(小桧山六郎『会津磐梯山』に拠る)
ひっそりと、火口原。この真上に小磐梯があった・・・不思議な感覚に襲われます。
この石の数と同じだけ歴史がある・・・。
天狗岩はその証人。
火口壁上部、櫛ヶ峰との鞍部にある分岐に到着。
先ずは、櫛ヶ峰へ。
途中、降ってきた栃木の方と、しばし歓談、四方山話。
ふ~、櫛ヶ峰を頂きました。
気象庁の監視カメラ様におかれましてはご機嫌うるわしい様で、何より。
しばし、眺覧、周覧。
ここはいいな。此処に起つと、心は空っぽ。
お山が、思い煩いを、み~んなすいとってしまう。
すべてのことに、感謝。
さてさて、お腹が空きました。ラーメン屋開業?(笑)
ラーメンをすすりながら、視線は天へ、天上には、まなざし。
お山の響に、耳澄ませます。
目を転ずれば、飯豊。その響に応えて。
蒜場山。
烏帽子山。
大日岳。
御西岳。
そして、飯豊本山。
朝日の峰々も頌います。
空には、雲のシーニュ。
雲のまことを求め、じ~っと見つめているのですが、どうも、
わたしのこころは、今日は、ひろびろとすみきっていないのかな?
す~っとは、はいってこない・・・。(笑)
とんでもない台風が、こんなにもなれなれしくよってくるのは、
類は友を呼ぶ?みんなの心が、その存在と生活とが、とんでもないから。
暴力と言っていい、気候変動、異常気象・・・
"ポイント・オブ・ノーリターン"~以前の状態に戻れなくなる地点、
それを、もう、人類は、踏み越えてしまったのかもしれません。
SDGsが「大衆のアヘン」化していると、ある人が警告しておられました。
でも、彼の処方箋で世界がよくなるとは、どうしても、思えないのです。
conversion・・・一人ひとりの、もっと、根本的なところが変わらないと。
お山の思いも同じ。
いい時間を過ごせました。感謝。
大磐梯へ、寄りましょう。
飯豊と語らいながら。
次は、あの頂きへ。
大磐梯を頂きました。
雲さんが歓呼して?迎候、残念ながら、眺望なし。
ちょっとだけ、雲が切れ・・・
飯豊の祝福。
今日は、銅沼に廻りたいので、中の湯経由。
途中、「ブログをやってる人ですよね?」と、お声がけ。
会津の、suzukiさんでした。
顔と名前がなかなか覚えられない私。お許し下さい。
銅沼で、ひと息。
つい先程、あの頂きに起ちました・・・。
後は、すたこら。
ゲレンデを終え、振り返ると、お山の響。"Grace be with you".
無事の下山、
山路の寛愉に
感謝、感謝。
fin