あるく

~山の恵みの備忘録~

磐梯山/恩遇 2020年6月21日

 まだ咲いててくれた、バンダイクワガタ。 

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 今日(6/21)は、磐梯山へ。

 都道府県を跨ぐ移動の自粛が緩和されて、最初の日曜日です。

 日本全国津々浦々、どのような動きになるのでしょうか。

 昨日はあれやこれやで、山行を決めかね、何方付かず。

 床に就いて、吾妻谷地平辺りで昼寝もいいかなと、夢想?

 でも結局、迷ったときは磐梯山、ということに。(笑)

 

 

 猪苗代スキー場の駐車場には、他県ナンバーがズラリ。

 勇躍、ゲレンデトップに起ちました。

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 赤埴の山脊に喘げば、湖のエ~ル。 

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  沼の平へ。

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 辺りはウツギが咲き揃い、元気溌剌。歓待に与りました。 

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 いつもの場処で、ひと息。 

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 躑躅に祝われ、やにさがってるな ?大磐梯。

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 翁草はすっかり老けて?しまいました。 

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  今日の目的は、櫛ヶ峰。・・・

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  なのですが、どうも大気が不穏?

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 でも、砂礫を埋めるたくさんのバンダイクワガタに、体は軽く。

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 ふ~、ザレガレの斜面にえっちらおっちら。櫛ヶ峰を頂きました。

 

 すると、歓呼して?わき上がる雲。

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  もくもくと、もくもくと・・・

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 困ってしまいますね、こんなに歓迎されると。 

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 パンを食べながら、雲の盛宴、円舞、輪舞を観覧。 

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  30分ほどで、やっと、雲の演舞は山頂部へと収斂。

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  でも、それからのフィナーレが長かった・・・

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 待ちましょう。

 ぼ~っと、雲のすることをながめるのも悪くない。 

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 そろそろ終幕かな? 大磐梯の御出座しです。  

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 1時間にも及ぶ、雲の演目でした。

 昔、流行り歌に、「私待つは♪いつまでも待つは♪~」とあったっけ。

 「たとえあなたが♪ふり向いてくれなくても♪」と続いていましたが、

 これは単なる修辞?「いつまでも」を御安く使ってはいけません。

 「ふり向いて」くれそうだからこそ?待てたのです。(笑)

 

 あらためて、眺覧、周覧。

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 通う、お山の親昵。

 

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 懊悩の痕跡が、その襞が、この山のペルソナ。

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 待つことは、よいこと。

 すべてよいことは待ったそのあとにやって来ます。

 時間は、刻々に、ものごとを過去へと移していきます。

 よからぬことのあらわれる原理でもあり、また、それと同等に、

 よいことのあらわれる原理でもあります。

 コロナ禍という限定を帯びた人間。それは運命、

 人間はどうにもならない運命の下にありますが、それが運命なら、

 そこから可能性、よりよく振舞うべく定められているのもまた、

 もう一つの運命であるはず。そう信じ、それを択ぶとき、初めて、

 時間は天への階梯となるのでしょう。

 

  「いわはしやま」~天へとかかる岩の梯子と目されたこの山は、

 待つことの大切さを、告げています。

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  いい時間を過ごせました。感謝。

 

  バンダイクワガタと言葉を交わし、おいとまです。

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  しかし、本峰、大磐梯。どうしようかな。

 密集・密接は避けられそうもない。・・・

 

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 「向うにも寄って行きなよ」と、ささやく響。 

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 はい、そうしますか。

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 「天を仰げ、天から生きよ」と呼ばわる、天狗岩。

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  オダマキに励まされ、山頂へ。

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  弘法清水小屋で、一服。

 澁谷さんと、歓談、四方山話。

 

 重い腰を上げ、大磐梯を頂けば、・・・いやはや。

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  大勢の方々の憩い、団欒が。

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 みなさん、待ちに待っていたのですね。 

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  でも、2密の環境に長居は無用?

 帰りましょう。

 

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  天狗岩にいとまを告げ・・・

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 後は、すたこら。 

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 ゲレンデに、ミヤコグサのねぎらいをうけ・・・ 

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 無事の下山、

 恩遇の山路に

 感謝、感謝。 

 

 fin