あるく

~山の恵みの備忘録~

二ツ箭山/温藹 2019年1月13日


 今日(1/13)は、二ツ箭山へ。
 先の週、気にかかったお山がありましたが、少し時期をずらすことに。
 寒いこの時季、こうして、お山に陽光燦燦の温もりを求めてしまうのは、
 軟弱?
 いえいえ、これこそ良風美俗と?言わねばなりません。
 かく言い張り、言い籠めたとしても、誰も咎めだてはしないはず。(笑)

 たどり着いた岩場のテラスには、温藹。愉快なひと時に、恵まれました。
 感謝。

 
 御滝にご挨拶。
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 滴る、謙廉。
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 水の翔逸、翔華、翔踊。その時間に歩を合せます。
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 〆張り場から、山脊へ。
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 樹間に、男岩が。
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 岩場に直下。呼ばわる響に耳澄ませます。
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 "天へ、天から生きよ"と。
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 男岩、女岩を分つ基部へと上がれば、月山のエ~ル。
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 そして、さらに上がれば、男岩のエ~ル。
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 女岩を頂きました。
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 陽精の頌歌、洋の真率を、総身に享けて、黙想。
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 お正月は、ついつい、TV。その中の一つ、『プレバト!!』は、
 俳句をたしなむ母が、毎回、楽しみにしているので、一緒にゲラゲラ笑いながら。
 1/3は、たしか、『冬麗戦』。
 いつもは、すぐ忘れてしまうような句が多い中、東国原英夫さんの苦心の句、
 「凍蠅よ 生産性の 我にあるや」が、心に残りました。
 生産性を云々する思考の背後にある基準は、「経済的⇔不経済」でしょうか?
 要は、「お金」の形で利益をあげるかあげないか、であり、
 「お金が至上の価値だ」という主張なのです。
 この、なんでもかんでもに、値段をつけるという、たちの悪い考えが、
 文明を破壊しているのではないですか?
 山に登るという振る舞いに限ってみても、それは、生命の営みであり、
 値段などつけられようはずもなく、値段がつくものに、つまり、
 費用/便益の経済計算の枠の中に、神聖さなどありえようはずもないのです。
 私など、一匹の「凍蠅」に過ぎません。が、その中には、
 かけがえのない神聖さが、「生」命を「産」む「性」真が、籠められている、
 そう、思っています。
 この句に接し、東国原さんを、すこし近しく感じました。

 
 洋は、その真率を透して、肯っています。
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 昨日も来たという、T田さん。感慨や、如何。
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 さて、テラスへ。
 流石に、日曜日、大賑わいです。
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 satouさんの脇が空いていて、ラッキー?(笑)
 歓談、四方山話。
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 早速、鍋焼きうどんの準備。
 先の週、todaさんの食べっぷりに触発され?鍋持参。
 うどんに、ネギ、白菜、油揚げ、ソーセージなど、下拵えをした具材を入れ、
 さらに卵、天婦羅をのせて、着火。
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 お喋りをしながら待っていると、出来上がりました。
 しかし、このボリューム。量が多すぎたかな?(笑)
 でも、残さず食べるのが、山のおきて!
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 陽精は、呵呵大笑?
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 みなさんを見送り、居残った三人で、さらに、山談義。
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 さて、いい時間を過ごせました。
 雲さんが出張り、ぬくぬくタイムは了りの様子です。
 おいとますることに。


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 往路を復します。
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 男岩は巻いて。
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 抜き足、差し足、忍び足の?一枚岩。
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 水の謙廉に歩を合わせます。 
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 アワアワ、プクプク、~
 水の精は、どんな思想の交換をしているのかな?
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 御滝に礼して、山路は了り。
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 無事の下山、
 温藹の山路に、
 感謝。


 Fin