あるく

~山の恵みの備忘録~

二ツ箭山/豊雍 2019年2月2日

 登山口には、梅の花が仲間をふやしておりました。
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 今日(2/2)は、二ツ箭山へ。
 先だっての雪も、道路にはほぼ認められなくなり、今日こそはと。
 朝起きると、そんな私をからかうかのように、屋根に薄っすらと雪!?
 でも、ほんのわずかで、無問題。
 週イチを心がけている登山、一週でもお休みを余儀なくされると、
 気が募るものです。いざ。



 御滝の側らを攀じり…
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 水に礼すれば、その謙廉に合わせられます。
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 そろりそろりと。
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 水の精と語らいながら。
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 〆張り場から、山脊へ。だいぶ汗がにじみました。

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 岩場に直下。
 呼ばわる響に、耳澄ませます。"天を仰げ、天から生きよ"と。
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 おや、渋滞ですね。遅々として、進みません。
 初めての方かな?
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 男岩と女岩を分つ基部へ。月山と挨拶を交わします。
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 さてと、女岩を見上げれば、…
 ん~、左手を巻いた方が良さそうです。
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 彼等に先んじて、女岩。男岩のエ~ルに応えます。
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 女岩を頂けば、陽精の頌歌。
 天然の祝福が総身にしみわたります。
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 話し声に視線をおとすと、岩陰に、佐藤さんご夫妻の姿が。
 O内さんと懇談中。話題は、日本の行く末かな?(笑)
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 お腹が空いていたので、その場を、拝辞。岩場のテラスへ。
 常連のみなさんがおられましたが、お話をしたことがない方々ばかり。
 そ~っと、陣取り、聞き役に?
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 私は、今日も、鍋焼きうどん。
 下拵えしてきた具材を鍋に入れ、着火。
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 みなさんを見送ると、一人だけに。
 鍋焼きうどんを頬張りながら、のほほん、洋のしらべに、浴します。
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 真率にそめられて。
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 こうして、お日様と、差しで向かうと、
 いいおもいも、わるいおもいも、みんなさらされ、とんでしまうよう。
 
 かの古の人は、
 悪人の上にも善人の上にも等しく照らされる日、
 正しい者の上にも正しくない者の上にも等しく降り注がれる雨に、
 己に背く者をもどこまでも尋ね求める神の、限りない愛の発言、また象徴を
 見たのでした。
 今、北米には極寒氷点下53.9度、一方、オーストラリアには猛暑の46.6度とか。
 識者は「北極地方の氷雪の融解が気象のパターンに影響を与えている」と言う。
 此処から見下ろす磐城の地は、1月の降水量が0.0㍉で記録的な少なさです。
 一連の異常気象と温暖化の関連が指摘されています。
 天に唾した人間に、その唾がかえってきただけ、と言ってしまえばかなしい。
 発せられた言葉をよく聞き、顕された象徴をよく見る、それができないのでは、
 何のための知覚であるのか、意識であるのか。

 陽精は、切々と、問うています。  
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 いい時間を過ごせました。感謝。

 帰りは、沢コース。
 "夫婦岩"が睦まじい。
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 沢へと、降り起ち…
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 水の精に一礼、通行の許可を請います。
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 水の時間をたどたどと。
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 すると、韋駄天?
 hondaさんが、追いついて来られました。
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 後は、お喋りを愉しみながら。
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 水の精の、翔逸、翔華、翔踊に与かれば、山路は了り。
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 梅の花の鄭重なる迎候に与かって…
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 無事の下山、
 豊雍の山路に
 感謝。


 Fin