登山口には、梅の花が仲間をふやしておりました。
今日(2/2)は、二ツ箭山へ。
先だっての雪も、道路にはほぼ認められなくなり、今日こそはと。
朝起きると、そんな私をからかうかのように、屋根に薄っすらと雪!?
でも、ほんのわずかで、無問題。
週イチを心がけている登山、一週でもお休みを余儀なくされると、
気が募るものです。いざ。
御滝の側らを攀じり…
水に礼すれば、その謙廉に合わせられます。
そろりそろりと。
水の精と語らいながら。
〆張り場から、山脊へ。だいぶ汗がにじみました。
岩場に直下。
呼ばわる響に、耳澄ませます。"天を仰げ、天から生きよ"と。
おや、渋滞ですね。遅々として、進みません。
初めての方かな?
男岩と女岩を分つ基部へ。月山と挨拶を交わします。
さてと、女岩を見上げれば、…
ん~、左手を巻いた方が良さそうです。
彼等に先んじて、女岩。男岩のエ~ルに応えます。
女岩を頂けば、陽精の頌歌。
天然の祝福が総身にしみわたります。
話し声に視線をおとすと、岩陰に、佐藤さんご夫妻の姿が。
O内さんと懇談中。話題は、日本の行く末かな?(笑)
お腹が空いていたので、その場を、拝辞。岩場のテラスへ。
常連のみなさんがおられましたが、お話をしたことがない方々ばかり。
そ~っと、陣取り、聞き役に?
私は、今日も、鍋焼きうどん。
下拵えしてきた具材を鍋に入れ、着火。
みなさんを見送ると、一人だけに。
鍋焼きうどんを頬張りながら、のほほん、洋のしらべに、浴します。
真率にそめられて。
こうして、お日様と、差しで向かうと、
いいおもいも、わるいおもいも、みんなさらされ、とんでしまうよう。
かの古の人は、
悪人の上にも善人の上にも等しく照らされる日、
正しい者の上にも正しくない者の上にも等しく降り注がれる雨に、
己に背く者をもどこまでも尋ね求める神の、限りない愛の発言、また象徴を
見たのでした。
今、北米には極寒氷点下53.9度、一方、オーストラリアには猛暑の46.6度とか。
識者は「北極地方の氷雪の融解が気象のパターンに影響を与えている」と言う。
此処から見下ろす磐城の地は、1月の降水量が0.0㍉で記録的な少なさです。
一連の異常気象と温暖化の関連が指摘されています。
天に唾した人間に、その唾がかえってきただけ、と言ってしまえばかなしい。
発せられた言葉をよく聞き、顕された象徴をよく見る、それができないのでは、
何のための知覚であるのか、意識であるのか。
陽精は、切々と、問うています。
いい時間を過ごせました。感謝。
帰りは、沢コース。
"夫婦岩"が睦まじい。
沢へと、降り起ち…
水の精に一礼、通行の許可を請います。
水の時間をたどたどと。
すると、韋駄天?
hondaさんが、追いついて来られました。
後は、お喋りを愉しみながら。
水の精の、翔逸、翔華、翔踊に与かれば、山路は了り。
梅の花の鄭重なる迎候に与かって…
無事の下山、
豊雍の山路に
感謝。
Fin