あるく

~山の恵みの備忘録~

二ツ箭山/歩初 2019年1月1日

 陽精の初頌、"a happy new year"。
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 2019年、元旦。  
 新春を言祝ぎ、みな様のご清健を、衷心より、お祈り申し上げます。

 さて、本日は、二ツ箭山へ。
 初風はおだやか、小春日和の下、テラスでのほほんと、座談、歓談。
 よきひと時に恵まれました。



 御滝には、淑気。
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 今日は、駐車場でhondaさんとバッタリ。
 '17年の7/5以来、1年半振りでしょうか? 愉しくお喋りしながら。
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 水に礼すれば、謙廉に合せられます。
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 寒衣をまとって。
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 〆張り場着。左に折れ、山脊へと。
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 そろりそろりと。
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 岩場に直下。呼ばわる響に、応えます。
 "天へ、天から"と。
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 さて、岩を、攀じるとしますか。
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 男岩、女岩を分つ基部へと上がれば、月山からのエ~ル。
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 ここから、女岩へ。
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 鎖に礼し、放せば、男岩のねぎらい、エ~ル。
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 女岩を頂けば、ひろがるいわき。
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 そして、洋は燦然、天上には、耀霊の頌歌が。
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 しばし、黙想。
 時と永遠に思いをはせます。
 
 元朝、起きて『毎日新聞』をひらくと、一面、同紙主筆の論説が目に。
 そこには、
 未来は我々がいま何をなすかにかかっている』と、ガンジーが援用され、
 未来へつなぐ責任が綴られておりました。曰わく、
 「18世紀のフランス革命前、
 ルイ15世の愛人として権力をふるい、浪費の限りを尽くしたポンパドール夫人は
 "わがなきあとに洪水はきたれ"と言ったとされる。
 "いまさえよければ"が破滅を招いたのである。……
 私たちには、世代を超えた重い責任がある。
 "あとは野となれ山となれ"というわけにはいかないのだ」と
 
 『徳は孤ならず、必ず隣り有り』とは、孔子の言葉。
 道徳は孤独であることはない、きっと同類を周辺にもつ、
 との希望の言葉であるには、違いありません。
 どうか、この「責任」の観念が、倫理が、
 世界中に跳梁跋扈する「利」の観念を、その高ぶりを凌駕しますようにと、
 こいねがわずにはおれません。


 陽精は耀霊となって、その祈願を共にしてくれました。
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 そして洋は、真率を以て。
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 さて、岩場のテラスには…。新春早々、お一方。
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 どっかと座して、まどろみます。よきかな、よきかな。
 陽精の祝福にあずかります…
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 語らいの、ひと時。and, coffee。
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 今日は、『すみれ』。美味でした。
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 新春の淑気に擁まれ、いい時間を過ごせました。
 感謝。


 帰りは、沢コースへ。
 修験台から、睦まじい"夫婦岩"。
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 谷は、寒の礼装で迎えてくれました。 
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 水の精に礼すれば、その時間に合わせられます。
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 冬は寒の盛装。
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 水の精と語らいながら、歩一歩。
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 のっしのっしと。
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 空がひらければ、山路は終点間近。
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 駐車場に戻って、お山に一礼。
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 無事の下山、
 新春の歩初、その祝福に
 感謝、感謝。


 Fin