今日(1/19)は、二ツ箭山へ。
先日の大雪は、
二ツ箭に雪景を恵みました。
『雪』の訓義は、
(1) ゆき、ゆきふる。
(2) すすぐ、そそぐ、ぬぐう、きよめる、のぞく、ふきとる。
(3) しろい、きよらか。
~とか。(『字通』)
お山は、如何訓じたのだろう。
磐だらけのこのお山、
はらはら、ひやひやの連続でしたが、
すべったり、ころんだりの遊心、遊戯。
雪に興悦のひとときでした。
感謝です。
御滝。
白い絨毯、直として杉木立、・・・靴が雪を奏でます。
水がさびしそうにしてたので、空が雪を恵みました。
雪擁に悦ぶ水の精。
〆張場から山脊。はりあう雪の精。
巌はお山の良心。天に繋がっている。
南を向いてはいるものの、攀じれば所々で雪がイタズラ、
dangerous 。ひやひやで基部鞍部に。「気をつけなよ~」と、
月山からの響こえ。
女岩から男岩を望みます。
「(人間が全くいないような時)
・ ・ ・ ・ ・ ・
二つの岩峰は、
横目を使い、
首を縮め、
にやりと笑い、
あるいは私たちには
思いもつかない方法を使って、
ある意思を通じ合うことだって
しているにちがいない。」
(串田孫一『岩の物語』)
悠然として。
陽だまりテラスには常連さんたちの憩い。
注がれる慈悲のような光線。
まだ旅の途上、テラスのみなさんにおいとま、修験台へ。男岩/女岩。
凛然、男岩。
岩場のテラスに寛ぐ常連のみなさん。
沢へと降れど、源頭に氷柱の発達はなし。
陽光を押し戴いて躍る水の精。
結晶を謳う雪の精。
うれしそうに、はしゃぎます。
でも、人間様にとっては降り難い事、この上なし。
滑るは、転ぶは、~雪のクッションがなかったら、
あっちこっち、骨にヒビだらけ?(笑)
雪と氷と水と・・・酸素/水素の冬の祝祭。
陽の祝福に浴して。
靴音はファンタジー・・・。
〆張場に到着。此処から月山新道へと突き上げます。
尾根路に合流、さらに上へと喘ぎます。
月山への途上、男岩/女岩。
月山の祠の前で、先ほどテラスに居られた
Y田さんとM浦さんにバッタリ。雪で足は捕ら
れるは、時間が食われるは。おまけにシャリ
バテ、先週と同じパタ~ンで菓子パン1個を
胃の中へ。
稜線はかなりの積雪、吹き溜まりは50cm強かな。
山頂分岐で岩場へと左に折れます。
本日二度目の陽だまりテラスに無事到着。ベンチにどっかと座って
陽光にまどろみます。洋うみからはねぎらい・・・。
少し遅くなりましたが、ラ~メンタイムは確りと。(笑)
月山も、尾根に喘げば、親しい。
たっぷり息みました、帰ります。今日は男岩の北側を
回り込んで降ることに。基部からの男岩。
男岩の真下を急降下。雪が絡むと、こちら側もきわめて
dangerous 。とてもお勧めできません。
はらはら、どきどきの連続。
核心部を了え、一安心。
尾根から沢へ。水の精のお出迎えにほっこり。
御滝にいとまを告げて、山路の終了です。
無事の下山、感謝。
Fin