今日(2/4)は、
阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』、
及び、
堂山王子緑地環境保全地域
を見回ります(巡視)。
この時季、お山の雪は足し算と、わかってはいる
つもりでしたが、
積雪の見積もりを誤りました。
膝の直ぐ下までの一番丈のある長靴で臨みましたが、
雪の厚みは膝を越えて、大苦戦?
何とも嬉しく、愉しい「誤算」でありました。
高柴山ハーベストビレッジへの道は
確り除雪されていましたが、
最終カ~ブで分かれる門沢登山口への林道は
残念ながら「×」。
雪塊に阻まれ、此処で降車。身支度を整え、出発です。
ちょっとハッキリしませんが、
先行はどうやらイノシシ君。
登山口まで300M?
靴底の雪の感触が心地よく・・・。
登山口に到着。
積雪はしっかり踏んで30cm強。
大体こんなとこかな?とタカをくくる私。
この時季、巡視のほとんどを日山に当てていたので
この山は初めて?かな。
標高884M なれど結構な積雪、
足元の長靴のMAX に赤信号が点り始めました。
いつもの「元気の樹」。ゲンキです。
あらら、雪の厚みに段々とヒザが捕まりだしました。
水場も雪にアップアップ。
見晴らし台は「雪が、お・も・い・・・」と喘ぎます。
山頂も近づけば、完全にヒザ越えの雪。
長靴への雪の侵入は避けたいところ。
一歩を進めるのに3回踏んで空間を確保。
カンジキはおろか、ストックも持って来てません。
バランス取りに脚の筋肉は大忙し。
でもスキップみたいな愉しい歩みです。
「雪の華」?と形容するにはちょっと重すぎ。
移が岳を望めば雪雲の中。
ヒィヒィ、ハァハァ、
普段の3倍ほどの時間を費やして
やっと山頂展望台に到着です。
この時点で、もう一山、
二ツ箭山での鍋焼きうどんは断念。(笑)
階段にも雪がビッシリ。
雪雲が途切れ、移が岳、日山が姿を見せてくれました。
しばし望見。
大滝根山。
そして、雄峰鎌倉岳。
向きを反せば、日影山、蓬田岳。
洒落た建物はトイレです。
山頂避難小屋と大滝根山。
中はこんな感じです。
山頂部をウロウロしている間に、
また雪雲が出張ってきてしまいました。
移が岳にヴェ~ルが・・・。
毎日、この山を見ながら、私は育ちました。
おっとり、片曽根山。
もうあの頂へは・・・。憂愁の鎌倉岳。
阿武隈の山々よ、声なき響(こえ)よ、
原子の魔性を打ち毀て。
こちらまで雪が舞い始めました。下山しましょう。
時間を掛けてゆっくり歩いたお蔭で、
何とか長靴の内部を湿らせることなく歩けました。
無事の下山、感謝。
時間的には前後してしまいますが、
高柴山の前に堂山王子地区を見回りました。
高柴山に見守られて、堂山王子。
堂山王子神社の石段を上がります。
ひっそりと雪景。
時間はゆっくり流れ・・・。
何事の変わりもなく安堵。
Fin