今日(2/24)は、二ツ箭山へ。
天気晴朗風強しの予報でしたが、雲が主役に抜擢され、
陽精は端役に。
でも寒気はちょっと一服しているようで、
テラスにのほほん、愉しいひと時に恵まれました。
水に礼し、謙廉に合せられます。
先に発ったO内さんに追い着きました。
のたりのたりと。
水の精と語らいながら。
そして、山脊へ。
お日様は何処に?
岩場に直下。
呼ばわる響に耳澄ませます。
"天へ、天から"と。
男岩の雄姿に励まされ…
女岩を頂けば、雲の頌歌。
陽精は黒子。
立ち役の雲を、真摯に後見します。しばし、黙想。
テラスへ赴くと、賑やかな声。
Y田さん、O内さん、そして佐藤さんご夫妻の姿も。
交ぜて頂き、昼餉。歓談、四方山話。
みなさんを見送ると、陽精がひょっこり。
"ちょっと、寒かろう"と?温めてくれました。
にぎやかな、五輪。
スケートの小平選手でしたか、インタヴューの中で、
自身の、生きられた言葉として、『求道者』をあげておられました。
同様にあげておられた言葉通り、真摯な方なのだと思います。
「『金メダル』を目指す」などと聞くと、名利/名声、俗輩の私には、
どうも、何処も同じ、煩悩の世界そのものではないかと思えてしまうのですが、
そこに、確りと、"meta-"~超越したものを認め、
精進しておられる人もいるのだなぁと、あらためて、感じ入りました。
山へと連なる人もいろいろ… 百名山だ、ヒマラヤだと、コレクションを誇り、
技量に得々としているあさましい姿は、中々己れには見えぬものです。
超越したものに招かれているという"自覚"、すべては、そこから、そこへ。
「おいらも"求道者"なんだぜ」と、陽精が肯います。
さて、帰るとしましょう。
修験台から"夫婦岩"。睦まじく唱を合せます。
渓へと降り起ち、水の精にご挨拶。
"通らせて戴きます"。
陽精が…
水の精と頌います。
「寒」が水の言葉を、転位。
とげとげと、ま~るく寒訳してくれました。
水の翔逸、翔華、翔踊に触れ…
無事下山。
山路の和衷に
感謝。
登山口に戻ると、陽精と梅の迎候に与りました。
Fin