沁みてくる、衷心。

今日(3/20)は、磐梯山へ。
私の運転でも安心して猪苗代へ行ける、
そんな時節となりました。
登り初めは、東尾根。
雪がついているときだけの特別です。
朗天の下、心ゆくまでお山と語らうことが許されました。
感謝。
今年は、雪が多く、周辺のスキー場は営業を延長、
4月2日?までとか。
春山を長く愉しめそうです。
(参考タイム;猪苗代スキー場駐車場発06:10~08:26東尾根の取付~10:46磐梯山頂~11:20弘法清水~13:23猪苗代スキー場駐車場着)
朝陽のエ~ルをうけて、出発。

ゲレンデに雪はたっぷり。

影が相棒?

前日の下りのトレースが凍り、
歩きやすくもあり、歩きにくくもあり。

ゲレンデに、ひと息。湖がかすみます。

先行にお一人。
この圧雪したゲレンデにスノーシューとは…
ん~、kobayashiさんしか思い浮かびません。

ゲレンデにわかれ、赤埴の山脊へ。

山脊にのれば、お山からの響、"達者で何より"。

この連休でトレースはしっかり踏み固められており、
おかげで、運歩はすたこら。
お山が笑んで迎えてくれました。

櫛ヶ峰からの挨拶が届きます。
"今日は寄れません、あしからず"。

沼の平へ。

"衛兵岩"と挨拶を交わして…

左に折れ、東尾根の取付へ。

この天気は、きっと、お山の恵慈。
感謝が溢れます。

取付で先行者に追いつけば、やっぱりkobayashiさんでした。
患いを乗り越え、それでも山へ、そして山から。
お互いの、山に登れる幸せを、喜び合います。

ついでに私も。(笑)

kobayashiさんは、用があるため、ここを山頂とし、
下られるとのこと。再会を約して。
私は飲んで、食べて、アイゼンを装着して、
いざ!

足のもぐりはふくらはぎから膝あたりまで。
けっして楽ではありませんが、
これが何ともたのしくて、たのしくて。


こんな日に上れる幸せ、…

ありがたい、ありがたい。

慈悲の顔のような、…

やわらかな顔が招きます。

櫛ヶ峰からのエ~ル。


何という親しさであることよ。

この尾根を、
畏れの感情なしに上ることはできません。

sky blue, and snow white …

振り返って、my trace.

まだ、湖はかすみます。
でも、暖かいからいいか。

あのスカイラインへ。

終点は目と鼻の先、ひと息入れましょう。
せまくテラス状になった場処にザックを降ろします。

お山の響に耳清ます、ひと時。

雪を被った岩肌が、
"この世界は浅はかだとわたしにつげる"。 (八木重吉)

この場処が、私のお気に入り。

飲んで、食べて、英気は十分。
いざ。
数分で、東尾根の終点に。
南へと落ちる稜へ合わせられます。

振り返れば、櫛ヶ峰の笑み。

山頂を目指しましょう。
あのピークは、残念ながら、ダマシ。


アイゼンを頼りに、えっちらおっちら。

雪の造形と…

語らいながら。

山頂は直ぐ、其処!

ふ~、息をととのえ、
雪の装束をまとった祠にタッチ。…

『磐梯山/東尾根/恵慈(後篇)』に続く。