あるく

~山の恵みの備忘録~

二ツ箭山/朗心 2016年2月28日



  今日(2/28)は、二ツ箭山へ。
  
  麗らかな日和、
  岩場のテラスで慈光に沐浴し、のほほん。
  天然の響に耳澄ますひと時に恵まれました。
  久方振りに男岩に寄れば、
  居合わせた若者たちと山談義。
  愉しい時間でした。
  感謝。



  御滝沢へ、
  水の謙廉に合せられます。
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  アワアワ、プクプク・・・
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  水の精の律動、頌歌。
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  沢から山脊へ、宙に讃う樹々。
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  岩場に直下。
  誰か降りて来ます、待ちましょう。
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  "天を仰げ、天から生きよ"と、呼ばわる響。
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  女岩へと攀じって、男岩。ねぎらいとエ~ル。
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  宙には陽精の燦々、おおきな大きなエ~ルに浴します。
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  岩場のテラスには、常連のみなさん。
  ちょうどお帰りになることろだったN島さんに譲坐戴き、
  元気いっぱいのおチビちゃんの隣りへ。
  S藤さん、T田さん、S野さんとしばし歓談、四方山話。  
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  皆さんを見送ってひとり。

  うららかな、麗らかなひと時。
  目を閉じて空空・・・。

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  こえたものが、たしかにあるのだ。


  アウグスティヌスは曰う、
  "外に出てゆかず、きみ自身のうちに帰れ。
  真理は人間の内部に宿っている。
  そしてもしも、きみの本性が
  変わりゆくものであることを見いだすなら、
  きみ自身を超えてゆきなさい。
  しかし憶えておくがよい、
  きみがじぶんを超えてゆくとき、
  きみは理性的なたましいをも超えてゆくことを。
  だから、
  理性の光そのものが点火されるところへ向かってゆきなさい。
  ・・・・・・
  きみが真理それ自身ではないことを告白しなさい。
  真理は、自己自身を探しもとめないけれども、
  きみは探しもとめることで真理に達するからである"と。

  彼もまた切々と、超越を、こえたものを
  指し示している。


  "然うだ"と、陽精が肯っている。
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  いい時間を、テラスに感謝。
  帰りましょう。
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  今日は風もあまりなく暖かいので、
  男岩にも寄りましょう。
  (男岩=男体山、女岩=女体山)

  女岩を降って基部、そこを巻き、男岩の鎖場へ。
  この上りは鎖、ロープが頼りです。  
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  男岩を頂いて、女岩。
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  女岩上部の鎖場。
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  切れ落ちた女岩の断崖。
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  連なる男岩、女岩。
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  月山と男岩の石祠。
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  登山を始めて間もない若者たち。
  男岩の下降に悲鳴が?あがります(失礼)。
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  "ひえ~~!!"
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  さて、男岩から再び女岩を経て、沢を降ることに。


  修験台から"夫婦岩"(男岩&女岩)、
  睦まじい二重唱が響きます。
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  沢へと降り立ち、水霊に礼。
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  水の時間を辿ります。
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  "せつに せつに
  ねがえども きょう水を みえねば
  なぐさまぬ こころおどりて
  はるのそらに
  しずかなる ながれを かんずる"
  (~八木重吉



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  称名、翔逸。
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  無事の下山、
  朗心の山路に
  感謝、感謝。


  Fin