今日(2/28)は、二ツ箭山へ。
麗らかな日和、
岩場のテラスで慈光に沐浴し、のほほん。
天然の響に耳澄ますひと時に恵まれました。
久方振りに男岩に寄れば、
居合わせた若者たちと山談義。
愉しい時間でした。
感謝。
御滝沢へ、
水の謙廉に合せられます。
アワアワ、プクプク・・・
水の精の律動、頌歌。
沢から山脊へ、宙に讃う樹々。
岩場に直下。
誰か降りて来ます、待ちましょう。
"天を仰げ、天から生きよ"と、呼ばわる響。
女岩へと攀じって、男岩。ねぎらいとエ~ル。
宙には陽精の燦々、おおきな大きなエ~ルに浴します。
岩場のテラスには、常連のみなさん。
ちょうどお帰りになることろだったN島さんに譲坐戴き、
元気いっぱいのおチビちゃんの隣りへ。
S藤さん、T田さん、S野さんとしばし歓談、四方山話。
皆さんを見送ってひとり。
うららかな、麗らかなひと時。
目を閉じて空空・・・。
こえたものが、たしかにあるのだ。
アウグスティヌスは曰う、
"外に出てゆかず、きみ自身のうちに帰れ。
真理は人間の内部に宿っている。
そしてもしも、きみの本性が
変わりゆくものであることを見いだすなら、
きみ自身を超えてゆきなさい。
しかし憶えておくがよい、
きみがじぶんを超えてゆくとき、
きみは理性的なたましいをも超えてゆくことを。
だから、
理性の光そのものが点火されるところへ向かってゆきなさい。
・・・・・・
きみが真理それ自身ではないことを告白しなさい。
真理は、自己自身を探しもとめないけれども、
きみは探しもとめることで真理に達するからである"と。
彼もまた切々と、超越を、こえたものを
指し示している。
"然うだ"と、陽精が肯っている。
いい時間を、テラスに感謝。
帰りましょう。
今日は風もあまりなく暖かいので、
男岩にも寄りましょう。
(男岩=男体山、女岩=女体山)
女岩を降って基部、そこを巻き、男岩の鎖場へ。
この上りは鎖、ロープが頼りです。
男岩を頂いて、女岩。
女岩上部の鎖場。
切れ落ちた女岩の断崖。
連なる男岩、女岩。
月山と男岩の石祠。
登山を始めて間もない若者たち。
男岩の下降に悲鳴が?あがります(失礼)。
"ひえ~~!!"
さて、男岩から再び女岩を経て、沢を降ることに。
修験台から"夫婦岩"(男岩&女岩)、
睦まじい二重唱が響きます。
沢へと降り立ち、水霊に礼。
水の時間を辿ります。
"せつに せつに
ねがえども きょう水を みえねば
なぐさまぬ こころおどりて
はるのそらに
しずかなる ながれを かんずる"
(~八木重吉)
称名、翔逸。
無事の下山、
朗心の山路に
感謝、感謝。
Fin