『天祐/磐梯山東尾根(前篇)』からの続きです。
仰望、飯豊。
いいでのひかりが、あらゆるものをつらぬいてながれます。
こころが、つよくなる――。
いかで応えん、飯豊の愛に。
寂かな、ひと時。
頂きにポツンと、周観に酔いしれます。
(猪苗代湖)
(飯豊連峰)
(吾妻連峰)
(櫛ヶ峰)
少し遅れて、長野の御仁が到頂。
続いて、kobayashiさん。
穏やかな日和、
陽精のもてなしに、ついつい長居をしてしまいました。
いとまを告げます。
影を落とす、東壁。(奥に川桁山塊)
燦々の慈光に、お山が謳和。
山頂を目ざす形影。(弘法清水小屋)
陽精のエ~ルが注がれます。
呼ばわる天狗岩、
”天へ、そして天から生きよ”と。
夏道を外し、東壁により近い斜面を。
(沼の平、そして東尾根の先に赤埴山)
お山の貌が和みます。
(降りてきた斜面)
じっと見つめ、その恩威恩遇に与かります。
”学んで思わざれば即ち罔し、
思うて学ばざれば即ち殆し”
との響。
さらにたたんで、
”学ぶは及ばざるが如くするも、
猶お之れを失わんことを恐る”と。
カモシカ君は”吾れ関せず”、
木の芽を食べるのに夢中です。
ひと時の、遊心。
お山の祈りは、
"Grace be with you"。
ゲレンデには歓声。
未来のオリンピアンたちよ。
耳清ませば、宙へと謳うお山の響。
無事の下山、
天祐の運歩に、
感謝、感謝、感謝。
Fin