あるく

~山の恵みの備忘録~

天祐/磐梯山東尾根(前篇) 2015年3月21日


 今日(3/21)は、磐梯山へ。

 3/8に予定していた東尾根は、足を害ねて、断念。
 先の週の安積山の感触で、ん~、磐梯山も大丈夫かな?
 と、希望が射し込みました。

 一旦は諦めた東尾根、――
 幸い、堅雪に祐けられ、懸念したブッシュも難なく。
 上天気の下、久し振りに東稜に遊ぶことが許されました。
 感謝。
   

   
 ご機嫌麗しく。 
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 ”早発ちは三文の徳”、
 堅い雪が足をたすけます。   
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 先に発ったkobayashiさんに、追い着きました。
 冬の磐梯山の常連です。
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 赤埴の山脊へと喘ぎます。
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 山脊に起って頂稜部をまじまじ。
 ブッシュが露出し、雪質次第で難儀は必至、
 東尾根は打ち止めと、kobayashiさんは消極的です。
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 でも、でもと、締まった雪で体力は余裕。
 早い時間帯に通過すれば、難儀も半分と、ブツブツ。
 いつの間にか体は鏡沼を右に、尾根の取り付きへ。(笑)
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 取り付きで一息、飲み食いし?いざ東尾根へ。
 すると、釣られてかkobayashiさん。
 そして、長野の御仁まで、後続と相成りました。   
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 (因みに、東尾根の登高はこんな↓感じです)
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 先行して尾根へ。
 笑顔で迎えてくれた、お山。
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 冷え込みで硬くなったトレ~スがぼこぼこ、
 有難いことに、私の不安な足を固定してくれます。
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 振り返ると、長野の御仁が後続。
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 湖umiからのエ~ル。
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 一歩、一歩、また一歩。
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 上り往く、しあわせ。
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 東壁を仰ぎ見て、一息。親昵が通い、笑みがこぼれます。
 お山は、山であることの観念を、ひとすじに生きている。
 胸が打たれます。
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 櫛ヶ峰からのエ~ル。
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 ”さぁ、来い”。
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 南陵が歓呼。
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 勾配に息を荒げれば、赤埴からのエ~ル。
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 ふ~、テラスへと喘いで一息、
 お山の心魂、清爽、呼ばわる響koe
 ”人間の高ぶり、貪欲を打ち、
 その原子の工作を毀った天の意思は、
 しかと心に刻まれているか”、
 ― for I am listening 。
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 このテラスは my favorite、
 岩壁と語らいながら、飲んで食べて。
 すべてに恵まれ、今日は此処までツボ足、
 心配した足への負荷負担は最小限ですみました、感謝。
 ここでアイゼン装着。
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 東尾根終点は直ぐ其処。
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 湖umiからのエ~ルが体を押し上げます。
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 尾根を繋いで、来し方、東尾根。
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 さぁ、山頂へ。
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 陽がだいぶ上がりましたが、
 雪はまだ堅さをキ~プ、ブッシュの間隙をぬえそうです。
 (因みに、このピ~クはダマシです)
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 充満するすべてがエ~ルとなって、
 この貧足の爪先を押し上げます。
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 ブッシュ帯を抜けて、山頂は直ぐ其処!
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 ワンステップ、ワンステップ、
 心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして。
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 磐梯山頂を足下。
 飯豊から、深甚なるねぎらいとエ~ル。
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 湖を背に、パチリ。
 天の祐庇が、相働いて足に欣幸が恵まれました。
 感謝。
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 『後編』に続く。