櫛ヶ峰から、飯豊連峰。
今日(8/12)は、磐梯山へ。
前回(7/8)、降りみ降らずみの天気に、櫛ヶ峰は寄らず仕舞い。
なので、今回はこちらをメインにと、のぞみました。
早発ちのおかげで、暑さに敗けることなく、大磐梯へ廻る余裕も。
颯爽と?ゲレンデを駆け降りることが許されました。
いつもの猪苗代スキー場から。
空は、澄明、上天気。
赤埴山を巻き終えれば、櫛ヶ峰の招く響。
沼の平。いつもの場処で、ひと息。
お山は夏顔。
火口の淵に起てば、遥か飯豊から、呼ばわる響。
陽精がまどろむ、櫛ヶ峰へ。
天狗岩が背を押し上げてくれます。
陽精の頌に迎えられ、櫛ヶ峰を頂きました。
いつもの場処には、先客。挨拶も返さず、何やら気難しそうな若者…。
少し距離を置いて、眺覧、周覧のひと時。
此処はいいなぁ。
この山の、火の山としての痕跡が、その懊悩の、深さ、大きさが、肌に沁みるや、
瞬時に、観る者の「懊悩」はすいとられてしまう。
遥か西北には飯豊が鎮座。一帯の空気を統べります。
北方には、朝日連峰と月山。
そして吾妻と、…
安達太良の連嶺が、睦ます。
天気の具合がこんなにいいと、周りのお山のひそひそ話まで聞こえてきそうです。
「むなしいことばをいうな
もしそうしていたがために
おまえの肺がよわるというなら
さざん花の白い花にむかってうたっておりなさい
おまえのにくたいとおまえのことばを
すべてうつくしいひとつのながれとしなさい
もしひくいすがたのじぶんになっておるなら
たえがたくともだまっていなさい
みずからがひかるまでまっていなさい」
(八木重吉)
山には山の生かされてゆく道があるように、人よ、一人ひとり、それぞれに、
生かされてゆく道があるのだと、備えられているのだと、お山の響…
もったいないこころが、そこにすわっています。
すると、いつもは誰もいない山頂に、もうお一方登場。
栃木からとか。しばし、歓談、四方山話。
おかげ様で、こんなショットをお願いできました。
ありがとうございました。
いい時間を過ごせました。
いい風に誘われ、大磐梯にも寄らせて頂くことに。
澁谷口へと下られる栃木の方と別れ、いざ。
倦むことなく呼ばわる、天狗岩。 "天を仰げ、天から生きよ"と。
弘法清水に到着。澁谷さんにご挨拶。
いざ、山頂へ。
大磐梯を頂けば、人いきれ。
大勢の登山者の方々の達成感と爽快、そして困憊?
浪のように雲がわき、…
息む心と体を洗います。
櫛ヶ峰は、やはり、先に廻るのが定石かな。
雲の和気、それぞれの憩い、団らん。
そろそろ、おいとましましょう。
降る途中、何と、本日の最年少?
お山は、にんまり。
お土産に?弘法清水3.5リットル。
ズシリと重くなったザックを背に下り始めると、常連の、takahashiさん。
「いやぁ、お久しぶりです」。しばし、歓談、四方山話。
天狗岩のエ~ルを総身に享け、あとは、すたこら。
今日も溌剌、長靴『寅さん』。でも、ムレル~。
沼の平で、ひと息。
お山の響に、耳澄ませます。
トンボ君も、ご機嫌麗しいようで。
赤埴の山脊に躍れば、湖からの…
そして、お山からの、特大のエ~ル。
爽快~、
このクソ暑いのに?ゲレンデを駆け降りてしまいました。
無事の下山、
爽達の山路に
感謝、感謝。
Fin