先がけて、マツムシソウ。
今日は(8/5)は、阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』
及び、堂山王子緑地環境保全地域を見回ります。
命をも呑み込まんとする暑さに、日常は、survivalと化してしまいました。
悠悠閑閑、ひと時の静泰を愉しむことが許されました。
いつもの門沢登山口から。
日向では、草木が元気溌剌? ヤブが道を隠します。
蛍草の鄭重なる迎候に与りました。
光を浴びる木々。
木漏れ日、葉漏れ日の中の、清々しい運歩。
水石に着けば、阿武隈が披けます。
山頂部に起てば、草いきれ。
おや?もう、マツムシソウ。
今年は花の歳時記の巡りが早いですね。
山頂小屋を廻って展望台へ。
階上へは上がらずに、一帯を廻ります。
静かな花たちの営み…そのひとすじの気持ち。
その頌に合わせて、蝶たちが舞います。
さて、異状のあるなく、安堵。
展望台へ上がって、息むとしましょう。
ハイカーの姿はありません。
こんなにいい風が吹いているのに、勿体ないなぁ。
どっかと陣取り、カップ麺~といきますか。(笑)
の~んびり、眺覧、周覧。
阿武隈の暢然、暢達がしみてきます。
風はさやさや、空もいい具合になった来ました。
少し暑かろうと、陽精が雲に隠れてくれました。
それにつけても、この猛暑。
気象の専門家達よ、「災害」などと宣うこと勿れ、これは「公害」ですよ。
「子曰わく、
誰か能く出づるに戸に由らざらん。何んぞ斯の道に由ること莫きや」
碩学に倣って意をくめば、
「室から堂へ出てゆくとき、
そのときには、戸をおしあけ、そこを経由して、出てゆく。
だれだってそうしなければならない。それがきまったことである。
人間の道の人間に対する関係も、同じであって、
誰でもが、経由しなければならないものが、人道である。
それになぜ、人々は、斯の人道に由(たよ)ろうとしないのであろうか。
部屋から出てゆくときは、戸から出てゆくにもかかわらず」。
・・・・・・・
原発事故に、異常気象、みんな、同じ心性、性根に発しています。
黙ってうなずく、陽精。
さて、いい時間を過ごせました。
そろそろ、帰るとしましょう。
水石で、石と遊んで?
あぶくまからのエ~ルを総身に頂戴します。
花の一輪一輪と、言葉を交わし…
トンボ君と語らいながら…
あとは、すたこら。
葉漏れ日、…
木漏れ日を浴びて。
無事の下山、
静泰の山路に、
感謝。
Fin