あるく

~山の恵みの備忘録~

嘉恵/磐梯山(後篇) 2014年11月22日

 
 
 
   『嘉恵/磐梯山(前篇)』からの
 
   続きです。
 
 
 
   宙soraに沐浴(ゆあみ)するお山。
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   …私も、まったり。
   つねのわずらいがとけてゆきます。 
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   櫛ヶ峰の頂きには、
   磐梯山によく似た"磐"があります。
   睦まじくツ~ショット。
   よい時間を、有難う。    
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   さて、どうしますか。
   先行のトレ~スに援けられ、時間体力共に余裕。
   本峰も何とかなるかな、…行きましょう。
   "火の山"の懊悩と語らいながら。 
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   お山が招きます。 
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   天狗岩は只管、凛。
   ソクラテスの如くに。 
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   天を仰ぎ、天を射して呼ばわる、天狗岩。
   "天へ、そして天から生きよ"と…。
   胸が打たれる。 
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   黄金清水の上は少し難儀。
   先行の艱苦の跡に足を合わせます。 
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   弘法清水で一息、
   菓子パンをほお張っていると、
   上の方で”オ~イ”、先ほどのお二人です。
   下って来たな~と思ったら、何と上りでした。
   この時季の弘法清水⇔山頂間は最悪!
   ラッセルに艱苦の真っ只中でした。
   雨具の下衣を装着して、いざ参戦。 
 
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   中間を過ぎた辺りで追い着いてみると、
   一人加えてお三方、みなさんツボ足。
   雪であふれた夏道に
   雪に圧された灌木が覆いかぶさり…
   いやはや難儀でしたね。”ご苦労様!”
   山頂まであとわずか、今度は、
   ワカンを装着した私と、
   追い着いて来たもう一人の方で先導します。 
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   雪と灌木と
   丁々発止の立ち回りを繰り返した末、… 
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   磐梯山頂に、到着。 
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   先行したみなさんのトレ~スに
   援けられました。感謝。 
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   この方に撮って戴きました。
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   磐梯山頂から、櫛ヶ峰に礼。 
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   少し遅れてお三方も到着。
   もがきもがいての登頂、
   心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして
   最高の笑みがこぼれます。
   ”お疲れさまでした~!” 
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   でも日は短い、長居は無用です。
   さっさと降りましょう。
   深みにはまってつんのめったりで雪まみれ。
   いやはや…。 
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   東壁もすっかり冬の形相です。    
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   天狗岩にいとまを告げて。
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   お山に礼して、
   大きなエ~ルを押し戴きます。 
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   雪道に遊んで、すたこら。 
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   湖からのねぎらいに与り、
   雪の滑りに戯れます。 
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   お山の響にふと振り返れば、
   "Grace be with you". 
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   無事の下山、
   愉快な出会い、
   嘉恵、すべてのよきことに
   感謝、感謝、感謝。 
 
 
 
 
   Fin