あるく

~山の恵みの備忘録~

改新/高柴山 2014年10月5日

 
 
   今日(10/5)は、
   阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』
   及び
   堂山王子緑地環境保全地域
   を見回ります。
 
   
   本日は、下記の event が催され、
 
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   草刈、また枯れた枝木の刈りこみに
   少しく、
   協力させて頂きました。
 
 
 
   『元気の樹』と挨拶を交わして。 
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   山頂に着くと、既に浮金(小野)側では
   気勢が揚がっています。 
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   受付で、
   ”虫が入って枯れた枝木の刈り込みをお願いします”
   旨のお話しがあり、
   大勢の参加者を得た浮金側では、
   既に大変な”外科手術”の様相を呈し、
   摘出された病根、刈り出された枝木は山を成しています。    
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   或は”整備”の枠を踏み越えた、”改新”への
   大胆な覚悟が迫ります。    
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   人だかりの浮金側から牧野(大越)側に移動し、
   地区の方々から作業の手ほどきを受け、
   人手の薄い門沢(船引)側へ。
   そこでお手伝い、一働きすることに。 
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   門沢側には、
   地区の精鋭の方々、ライオンズクラブの有志がスタンバイ。
   ”そろそろ、始めっぺ”。 
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   穿孔虫に由る食害もさることながら
   覆い被さるツル、ツタの類がヤマツツジの生長を妨げています。
   解放してあげるとスッキリ、嬉しそうです。
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   今日は俳優/タレントの”なすび”さんが来援、
   エヴェレストをも志向する好漢です。
   周りで奮闘する方々と一緒にショット。 
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   11時を回って、雨粒がポツリポツリ。
   雨足はだんだんと・・・。
   スピーカーに判断が揺れます。
   天気の回復は見込めません、作業は午前で終了に。 
 
 
   傘をさし、展望台から牧野側。
   整備はまだ全体には及んでおりませんが、
   成果は上がっています。    
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   反対の浮金側は大変貌。
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   作業前の”面影”はありません。
   これ程に被害が及んでいたのか。
 
   一口に”自然公園”とは言うけれど、言葉としては形容矛盾
   ”ありのまま”と”管理”が、乖離しつつ、
   公共の福祉へと親和が図られます。
   
   ”高柴山が元の美しい風景を取り戻せるよう~”
   との念いは、たくさんの人為を介して、
   息の長い事業へと、その緒に就きました。
 
   単に”利用”(=観光)という”目的”からすれば、
   此処はただの”ツツジ園”そう割り切ればこそ、
   ”鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス
   はたまた、”鳴かぬなら殺してしまえホトトギス”とて
   ありうべき見識の一つとなるのでしょうが、
   高柴山は”山”、此処には”山”としての尊厳があります。
   この事業の成否は、
   ”山”を、天然自然を畏れ敬う心性にこそあると、
   私には思えてなりません。
   それは、山開きの日の山頂に、
   何台もの車両を連ねて平然としている精神態度からは
   最も遠い心です。 
 
   大地の心が成りますように。   
 
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   そぼ降る雨の中、
   木陰で昼餉のひと時。 
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   役所の方々も後片付け。 
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   静けさが戻ります。 
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   小雨に煙る径を木々と語らいながら。 
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   今日、集った方々の上に、
   山の恵みあれかしと祈りつつ。 
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   無事の下山、
   感謝。 
 
 
 
 
   Fin