今日(10/5)は、
阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』
及び
堂山王子緑地環境保全地域
を見回ります。
本日は、下記の event が催され、
草刈、また枯れた枝木の刈りこみに
少しく、
協力させて頂きました。
『元気の樹』と挨拶を交わして。
山頂に着くと、既に浮金(小野)側では
気勢が揚がっています。
受付で、
”虫が入って枯れた枝木の刈り込みをお願いします”
旨のお話しがあり、
大勢の参加者を得た浮金側では、
既に大変な”外科手術”の様相を呈し、
摘出された病根、刈り出された枝木は山を成しています。
或は”整備”の枠を踏み越えた、”改新”への
大胆な覚悟が迫ります。
人だかりの浮金側から牧野(大越)側に移動し、
地区の方々から作業の手ほどきを受け、
人手の薄い門沢(船引)側へ。
そこでお手伝い、一働きすることに。
門沢側には、
地区の精鋭の方々、ライオンズクラブの有志がスタンバイ。
”そろそろ、始めっぺ”。
穿孔虫に由る食害もさることながら
覆い被さるツル、ツタの類がヤマツツジの生長を妨げています。
解放してあげるとスッキリ、嬉しそうです。
今日は俳優/タレントの”なすび”さんが来援、
エヴェレストをも志向する好漢です。
周りで奮闘する方々と一緒にショット。
11時を回って、雨粒がポツリポツリ。
雨足はだんだんと・・・。
スピーカーに判断が揺れます。
天気の回復は見込めません、作業は午前で終了に。
傘をさし、展望台から牧野側。
整備はまだ全体には及んでおりませんが、
成果は上がっています。
反対の浮金側は大変貌。
作業前の”面影”はありません。
これ程に被害が及んでいたのか。
一口に”自然公園”とは言うけれど、言葉としては形容矛盾。
”ありのまま”と”管理”が、乖離しつつ、
公共の福祉へと親和が図られます。
”高柴山が元の美しい風景を取り戻せるよう~”
との念いは、たくさんの人為を介して、
息の長い事業へと、その緒に就きました。
単に”利用”(=観光)という”目的”からすれば、
此処はただの”ツツジ園”、そう割り切ればこそ、
”鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス”、
はたまた、”鳴かぬなら殺してしまえホトトギス”とて
ありうべき見識の一つとなるのでしょうが、
高柴山は”山”、此処には”山”としての尊厳があります。
この事業の成否は、
”山”を、天然自然を畏れ敬う心性にこそあると、
私には思えてなりません。
それは、山開きの日の山頂に、
何台もの車両を連ねて平然としている精神態度からは
最も遠い心です。
大地の心が成りますように。
そぼ降る雨の中、
木陰で昼餉のひと時。
役所の方々も後片付け。
静けさが戻ります。
小雨に煙る径を木々と語らいながら。
今日、集った方々の上に、
山の恵みあれかしと祈りつつ。
無事の下山、
感謝。
Fin