暢びやかに、マツムシソウ。

今日(10/6)は、阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』
及び、堂山王子緑地環境保全地域を見回ります。
明日の予定でしたが、所用のため、繰り上げました。
台風が次々と襲来、どうなることかと気懸かりでしたが、どうやら、
予想された最悪の進路からは逸れたようで、まずは一安心。
とは言え、九州などで猛威。
被災された皆様に衷心よりお見舞い申し上げます。
いつもの門沢登山口から。
整然と下草刈りが施されています。熟練の技、今しがたの仕事のような?
でも、動力音は聞こえてきません。

私の見苦しい草刈り跡を消して頂きました。感謝。

清々しい木漏れ日、そして葉漏れ日。

水石(「三つ石」とも)に着けば、あぶくまの響。

そこら中にイノシシの痕跡が。ミミズかな?お目当ては。

避難小屋を廻って、展望台へ。

風はあるものの、まずまずの天気。しばし、眺覧、周覧。

あぶくまの暢然が、沁みて来ます。


すると、門沢の suzukiさんが、長~い柄の鎌を持って御出座し。
納得です。要所要所の道刈りは彼の仕事でした。深謝。

お言葉に甘え、秋の恵みに、ご相伴。

私は、おにぎり。suzukiさんは、ラーメン。しばし、歓談、四方山話。
こだわりのギア、その蘊蓄が花開きます。

さて、昼餉を済ませ、一帯を見回ります。

マツムシソウの群生地へ。
浮金側に下草刈りが施されていたので、半ば、諦めかけましたが、
有難いことに、これからの、若い個体を刈らずにおいてくれました。




「植物(花)は、人に見られ、見られることにおいて、その特別な、
自己に、閉じ込められた存在から、いわば、救済される…」
とは、アウグスティヌスの言葉。
咲く、そのひとすじの気持ちが、沁みてきます。
"Grace be with you",
世界を明らめるために、あなたは、咲いたんだ。






ちょっとばかし遅れて咲いたって、宇宙創成の時間からすれば、
それは、ほんの、一瞬の差。


さて、一帯に異状のあるなく、安堵。
帰るとしましょう。
あぶくまのエ~ルを押し頂いて…

後は、すたこら。



(めずらしく門沢口から、お二人。車は会津ナンバー。)

ねぎらいの響が、うれしい。

無事の下山、
あぶくまの暢然に、
感謝。
Fin