あるく

~山の恵みの備忘録~

高柴山/暢然 2018年10月6日

 暢びやかに、マツムシソウ
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 今日(10/6)は、阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』
 及び、堂山王子緑地環境保全地域を見回ります。

 明日の予定でしたが、所用のため、繰り上げました。
 台風が次々と襲来、どうなることかと気懸かりでしたが、どうやら、
 予想された最悪の進路からは逸れたようで、まずは一安心。
 とは言え、九州などで猛威。
 被災された皆様に衷心よりお見舞い申し上げます。



 いつもの門沢登山口から。
 整然と下草刈りが施されています。熟練の技、今しがたの仕事のような?
 でも、動力音は聞こえてきません。
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 私の見苦しい草刈り跡を消して頂きました。感謝。
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 清々しい木漏れ日、そして葉漏れ日。
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 水石(「三つ石」とも)に着けば、あぶくまの響。
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 そこら中にイノシシの痕跡が。ミミズかな?お目当ては。
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 避難小屋を廻って、展望台へ。
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 風はあるものの、まずまずの天気。しばし、眺覧、周覧。
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 あぶくまの暢然が、沁みて来ます。
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 すると、門沢の suzukiさんが、長~い柄の鎌を持って御出座し。
 納得です。要所要所の道刈りは彼の仕事でした。深謝。
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 お言葉に甘え、秋の恵みに、ご相伴。

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 私は、おにぎり。suzukiさんは、ラーメン。しばし、歓談、四方山話。
 こだわりのギア、その蘊蓄が花開きます。
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 さて、昼餉を済ませ、一帯を見回ります。

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 マツムシソウの群生地へ。

 浮金側に下草刈りが施されていたので、半ば、諦めかけましたが、
 有難いことに、これからの、若い個体を刈らずにおいてくれました。

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 「植物(花)は、人に見られ、見られることにおいて、その特別な、
 自己に、閉じ込められた存在から、いわば、救済される…」
 とは、アウグスティヌスの言葉。
 咲く、そのひとすじの気持ちが、沁みてきます。


 "Grace be with you",
 世界を明らめるために、あなたは、咲いたんだ。 
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 ちょっとばかし遅れて咲いたって、宇宙創成の時間からすれば、
 それは、ほんの、一瞬の差。
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 さて、一帯に異状のあるなく、安堵。
 帰るとしましょう。

 
 あぶくまのエ~ルを押し頂いて…
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 後は、すたこら。

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 (めずらしく門沢口から、お二人。車は会津ナンバー。)
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 ねぎらいの響が、うれしい。
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 無事の下山、
 あぶくまの暢然に、
 感謝。

 Fin