今日(9/3)は磐梯山へ。
遠く台風の煽りで、空模様が思わしくありません。
ちょっと気になり、猪苗代の Y さんに天気の具合を伺うと、
雨は上がり、雲間に青空が少し~とのこと。
多分OKかな?と、脳天気な私です。
ドシャ降りになったら撤退と決め、猪苗代の町へ。
「嵐」は、「はげしい風雨」の意に用いられますが、
漢字の会意は、
「山と風に従う。山の嵐気、山気をいう」とか。
合して、お山の「素」が摩り付けられる、
そんな天気でしょうか。
心配した雨。
沼の平から上へと、一度本降りに襲われ、
ちょっと心が折れかけましたが、暫くして小降りになり、
一安心。
風。
普通の方でしたら、或は「烈風」と、腰が退けそうな、
そんな風もありましたが、
厳冬の猛烈な季節風に比べれば、無問題、
大したことはありません。
お山が嵐に軋み、唸る響(こえ)に、その「山気」に触れ、
雨から、風から、雲から、たくさんのエ~ルを拝受。
感謝です。
猪苗代スキ~場。
仕度をしていると、パラパラと雨が、でも直ぐに止んだので、
気を取り直して出発です。
川桁の山塊も雲に陣取られた様子。 (09:50)
山頂はガスの中。雲の流れ、結構な速さです。
ふ~っと一息。猪苗代湖が背中を押してくれます。
今日あたり登る酔狂な人間はいないだろうなぁ、
と思っていたら、ゲレンデの登行終了間際に、
トレイルランの青年に追い着かれました。
今日、猪苗代でランの大会があり、千葉からはるばる遠征。
あろうことか、寝坊して出場ならず。
で、仕方なく、この山へトレイルランとの由・・・。
いろいろお話ししながら「天の庭」までご一緒し、
今日はもう誰にも会えそうもないので、撮って頂きました。 (私です)
(10:49)
私は、その後を、のっしのっしと辿り往きます。
強い風に沼の平はザワザワざわざわ。
雨は小降りで、降ったり止んだりの繰り返しです。
いつもの場所で休憩としましょう。
弘法清水に到着です。
途中、本降りの雨に脅されて心が折れかけましたが、
お土産のこの水を汲むまではと歩いてきたら、
雨が根負けしてくれました。おにぎりタイム。
(12:18)
弘法大師。まじまじの視線はひょっとして今日初めて?
食べるもの食べて、飲むもの飲んで、いざ山頂へ。
少し上ると、先程のトレラン青年が下りてきました。
帰路のアドヴァイスをあれこれ。
どうぞもう寝坊しないように~。(笑)
ほぼ中間点の「ノゾキ」。今日は何も見えません。
ダイモンジソウに「もう少しで山頂だよ」と励まされ。
その「もう少し」。
磐梯山頂に到着です。強い風が吹き荒れて。(12:52)
雨粒が混じります。
カメラはこれ以上無理。仕舞います。
山頂を後にし、潅木に守られ、窪んだ登山道に逃げ込めば
微風の別世界。
ウメバチソウとのんびり言葉を交わします。
言葉は心の結晶。生命のエ~ルを発して・・・。
中々の人気者ですね。
こんな日は、お花の囁きに耳を澄ませて。
ここだけは強風に曝されます。
弘法清水に下りました。
依然、雨粒混じりの強風に荒れて。 (13:20)
ここは風の通り道。大きな風塊のエ~ルが身体を打ちます。
いつものポイントで休憩。
和みのまん丸、まるちゃん。
風が当たらぬ巻き道をのんびりすたすた~。
多分、きっと、食べれないでしょう、このキノコ。
路傍のお花にねぎらわれ。
「天の庭」着。
(14:31)
麓は雨が降っていない様子。ゲレンデを直下します。
「雲嵐」の世界から帰還しました。
無事の下山、
感謝です。
(15:08)
Fin