あるく

~山の恵みの備忘録~

磐梯山/雲嵐 2011年9月3日

 
 今日(9/3)は磐梯山へ。
 
 遠く台風の煽りで、空模様が思わしくありません。
 ちょっと気になり、猪苗代の Y さんに天気の具合を伺うと、
 雨は上がり、雲間に青空が少し~とのこと。
 多分OKかな?と、脳天気な私です。
 ドシャ降りになったら撤退と決め、猪苗代の町へ。
 「嵐」は、「はげしい風雨」の意に用いられますが、
 漢字の会意は、
 「山と風に従う。山の嵐気、山気をいう」とか。
 合して、お山の「素」が摩り付けられる、
 そんな天気でしょうか。
 
 心配した雨。
 沼の平から上へと、一度本降りに襲われ、
 ちょっと心が折れかけましたが、暫くして小降りになり、
 一安心。
 風。
 普通の方でしたら、或は「烈風」と、腰が退けそうな、
 そんな風もありましたが、
 厳冬の猛烈な季節風に比べれば、無問題、
 大したことはありません。
 お山が嵐に軋み、唸る響(こえ)に、その「山気」に触れ、
 雨から、風から、雲から、たくさんのエ~ルを拝受。
 感謝です。      
 
 
 
 
 
 猪苗代スキ~場。
 仕度をしていると、パラパラと雨が、でも直ぐに止んだので、
 気を取り直して出発です。
 川桁の山塊も雲に陣取られた様子。                                  (09:50) 
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 山頂はガスの中。雲の流れ、結構な速さです。 
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 ふ~っと一息。猪苗代湖が背中を押してくれます。 
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 今日あたり登る酔狂な人間はいないだろうなぁ、
 と思っていたら、ゲレンデの登行終了間際に、
 トレイルランの青年に追い着かれました。
 今日、猪苗代でランの大会があり、千葉からはるばる遠征。
 あろうことか、寝坊して出場ならず。
 で、仕方なく、この山へトレイルランとの由・・・。            
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 いろいろお話ししながら「天の庭」までご一緒し、
 今日はもう誰にも会えそうもないので、撮って頂きました。     (私です)
                                      (10:49) 
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 さて、トレランの青年は颯爽と駆けて行きました。
 私は、その後を、のっしのっしと辿り往きます。 
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 強い風に沼の平はザワザワざわざわ。
 雨は小降りで、降ったり止んだりの繰り返しです。
 いつもの場所で休憩としましょう。 
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 弘法清水に到着です。
 途中、本降りの雨に脅されて心が折れかけましたが、
 お土産のこの水を汲むまではと歩いてきたら、
 雨が根負けしてくれました。おにぎりタイム。
 (12:18) 
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 弘法大師。まじまじの視線はひょっとして今日初めて? 
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 食べるもの食べて、飲むもの飲んで、いざ山頂へ。
 少し上ると、先程のトレラン青年が下りてきました。
 帰路のアドヴァイスをあれこれ。
 どうぞもう寝坊しないように~。(笑) 
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 ほぼ中間点の「ノゾキ」。今日は何も見えません。 
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 ダイモンジソウに「もう少しで山頂だよ」と励まされ。 
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 その「もう少し」。 
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 磐梯山頂に到着です。強い風が吹き荒れて。(12:52) 
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 雨粒が混じります。
 カメラはこれ以上無理。仕舞います。 
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 山頂を後にし、潅木に守られ、窪んだ登山道に逃げ込めば
 微風の別世界。
 ウメバチソウとのんびり言葉を交わします。 
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 言葉は心の結晶。生命のエ~ルを発して・・・。 
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 中々の人気者ですね。 
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 こんな日は、お花の囁きに耳を澄ませて。 
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 ここだけは強風に曝されます。 
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 弘法清水に下りました。
 依然、雨粒混じりの強風に荒れて。                (13:20) 
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 ここは風の通り道。大きな風塊のエ~ルが身体を打ちます。
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 いつものポイントで休憩。 
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 和みのまん丸、まるちゃん。 
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 風が当たらぬ巻き道をのんびりすたすた~。 
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 多分、きっと、食べれないでしょう、このキノコ。 
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 路傍のお花にねぎらわれ。 
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 「天の庭」着。
 (14:31)
             
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 麓は雨が降っていない様子。ゲレンデを直下します。 
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 「雲嵐」の世界から帰還しました。 
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 無事の下山、
 感謝です。
 (15:08)              
 
 
 Fin