
ようやく貌を見せてくれた磐梯山本峰。(~櫛が峰から)
今日(7/9)は磐梯山。
夏の登山はツ・ラ・イ・・・。
流れる汗を拭いながら、ハァ、ハァ、ゼェ、ゼェ。
客観すれば、その姿、
お世辞にもカッコいいとはいえません。
顔はだらしなく、歩みはよたよた、きたならしくもあり、
意識にはただ埒もなく、目の前の、
そこ、あそこまで行ったら息むぞ~の一念のみ。
いったい何でこんなに汗しているのかと、
肢体に問い、肢体に問われ。
遮るもののないゲレンデに喘いでも、
日照りは湿った空気を睨みつけ、
・・・風が気儘に吹くのを許しません。
嗚呼、でも、
「ここに三昧のせかいがあるのなら」、・・・
その姿は、ちょっと、うつくしい。
きっと、幸いが、そのだらしのない顔の中に、
そしてよたよたの歩みの中、玉のような汗の中に
すばらしい結晶として析出されることでしょう。
私は、あざやかに、そう感じます。
感謝です。
猪苗代スキー場中央ゲレンデも半ば。
今7時、決して遅い時間ではないけれど、
気温/不快指数は既に MAX 近く。
汗、汗、汗が、これでもかと滴ります。

ゲレンデのお花はなぜか涼しげ。

自分の世界に浸っています。

いつもは此処で息みませんが、今日は大汗、
大事を取ります。

お山からもジリジリと不快指数。

お花の純情。場所を選ぶのも純情?

路傍のお花にエ~ルを貰って。

「ア・ヅ・イ・なぁ、今日はゆっくりいげよ」と、
お山の響(こえ)。

開花、そのひとすじの気持ち。


何を膨らませているのでしょう。夢?

この瞬間に。

あざやかな色合い。

みんなで寄り添って。

ひとつのみんな。

汗は体力を奪いました。
櫛が峰はよそうかと思いましたが、
習い性というものは困ったものです。
身体は自然と火口へ、櫛が峰を目指して。

上は、だいぶ、ガスに見舞われてきました。

櫛が峰山頂到着。
ガスの漂流、おにぎり食べながらゆっくり待つことに。

待つ、・・・大事なことですね。
雲散、眺望到来。

赤埴山、そして向こうに猪苗代湖。

下ります。次ぎは本峰へ。

櫛が峰を振り返って。

ちょっとヴェ~ルを纏って天狗岩。

弘法清水には磐梯山の常連中の常連、Fm さんと Fs さん。
私より少し遅れての出発でしたが、
山頂はもう踏んで来られたとのこと。
私、櫛が峰で時間を潰し過ぎたようです。(笑)

いざ、山頂へ。

またまた私より少し遅れてスキー場を発たれたお二人が
下りて来られました。
しばしの四方山話。

「お疲れ様~」、と路傍のお花に励まされ。

やっと磐梯山頂に到着。
祠にて私、気まぐれなガスの到来です。

この方に撮って戴きました。
ボケてしまってゴメンナサイ。

ガスも取れて、櫛が峰。

櫛が峰の山頂でヒマつぶしにおにぎりを食べてしまいました。
本峰のメインディッシュはつましく、カップラ~メンだけ。

此処、山頂ではバンダイクワガタが旬を迎えています。

雲も忙しない。猪苗代が眼下に。

はて?どこかでお見かけしたような・・・。
声をおかけしたところ、
やはり、GWの飯豊で何度かお会いしている方でした。
お名前は I さん、喜多方のE山岳会の方。
共通の知人もあり、ウワサ話や四方山話に愉しい時間。
有難うございました。

いやはや、こっちの山頂でも長居をしてしまいました。
下ります。
途中から、東壁、東尾根、沼の平、赤埴山。

格をもって。

ア・ヅ・イ・・・です。
日傘をさして、下ります。