あるく

~山の恵みの備忘録~

玉の汗/磐梯山 2011年7月9日

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 ようやく貌を見せてくれた磐梯山本峰。(~櫛が峰から)
 
 
 今日(7/9)は磐梯山
 

 夏の登山はツ・ラ・イ・・・。

 流れる汗を拭いながら、ハァ、ハァ、ゼェ、ゼェ。

 客観すれば、その姿、
 お世辞にもカッコいいとはいえません。
 顔はだらしなく、歩みはよたよた、きたならしくもあり、
 意識にはただ埒もなく、目の前の、
 そこ、あそこまで行ったら息むぞ~の一念のみ。
 いったい何でこんなに汗しているのかと、
 肢体に問い、肢体に問われ。
 遮るもののないゲレンデに喘いでも、
 日照りは湿った空気を睨みつけ、
 ・・・風が気儘に吹くのを許しません。
 
 
 嗚呼、でも、
 「ここに三昧のせかいがあるのなら」、・・・
 その姿は、ちょっと、うつくしい。
 きっと、幸いが、そのだらしのない顔の中に、
 そしてよたよたの歩みの中、玉のような汗の中に
 すばらしい結晶として析出されることでしょう。
 私は、あざやかに、そう感じます。
 感謝です。
 
        
 
         
 猪苗代スキー場中央ゲレンデも半ば。
 今7時、決して遅い時間ではないけれど、
 気温/不快指数は既に MAX 近く。
 汗、汗、汗が、これでもかと滴ります。
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 ゲレンデのお花はなぜか涼しげ。
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 自分の世界に浸っています。
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 いつもは此処で息みませんが、今日は大汗、
 大事を取ります。
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 お山からもジリジリと不快指数。
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 お花の純情。場所を選ぶのも純情?
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 路傍のお花にエ~ルを貰って。
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 「ア・ヅ・イ・なぁ、今日はゆっくりいげよ」と、
 お山の響(こえ)。
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 開花、そのひとすじの気持ち。
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 誰かの機転か、磐梯山にも数箇所キスゲの花。 
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 何を膨らませているのでしょう。夢? 
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 この瞬間に。 
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 あざやかな色合い。 
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 みんなで寄り添って。 
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 ひとつのみんな。 
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 汗は体力を奪いました。
 櫛が峰はよそうかと思いましたが、
 習い性というものは困ったものです。
 身体は自然と火口へ、櫛が峰を目指して。 
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 上は、だいぶ、ガスに見舞われてきました。 
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 櫛が峰山頂到着。
 ガスの漂流、おにぎり食べながらゆっくり待つことに。 
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 待つ、・・・大事なことですね。
 雲散、眺望到来。 
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 赤埴山、そして向こうに猪苗代湖 
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 下ります。次ぎは本峰へ。 
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 櫛が峰を振り返って。 
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 ちょっとヴェ~ルを纏って天狗岩。 
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 弘法清水には磐梯山の常連中の常連、Fm さんと Fs さん。
 私より少し遅れての出発でしたが、
 山頂はもう踏んで来られたとのこと。
 私、櫛が峰で時間を潰し過ぎたようです。(笑) 
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 いざ、山頂へ。 
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 またまた私より少し遅れてスキー場を発たれたお二人が
 下りて来られました。
 しばしの四方山話。 
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 「お疲れ様~」、と路傍のお花に励まされ。 
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 やっと磐梯山頂に到着。
 祠にて私、気まぐれなガスの到来です。 
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 この方に撮って戴きました。
 ボケてしまってゴメンナサイ。 
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 ガスも取れて、櫛が峰。 
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 櫛が峰の山頂でヒマつぶしにおにぎりを食べてしまいました。
 本峰のメインディッシュはつましく、カップラ~メンだけ。 
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 此処、山頂ではバンダイクワガタが旬を迎えています。 
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 雲も忙しない。猪苗代が眼下に。 
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 はて?どこかでお見かけしたような・・・。
 声をおかけしたところ、
 やはり、GWの飯豊で何度かお会いしている方でした。
 お名前は I さん、喜多方のE山岳会の方。
 共通の知人もあり、ウワサ話や四方山話に愉しい時間。
 有難うございました。 
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 いやはや、こっちの山頂でも長居をしてしまいました。
 下ります。
 途中から、東壁、東尾根、沼の平、赤埴山。 
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 格をもって。 
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 ア・ヅ・イ・・・です。
 日傘をさして、下ります。 
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 沼の平。そっと覗き込むお山の貌も暑そう。 
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 「沼の平」標柱ポイントで水分補給。 
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 赤埴の脊路からは”盛夏”の猪苗代湖 
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 ふ~、暑かった~。 無事下山、感謝。 
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 Fin