あるく

~山の恵みの備忘録~

安達太良山/朗襟 2024年2月18日

磐梯山に新年のご挨拶。

 

 

今日(2/18)は、安達太良山へ。

この頃は、山行といえば、長靴か地下足袋を専らにして来ているので、

それなりの雪山に遊ぶのは3月以降、天気と相談の上と考えていました。

でも、今日はまだ2月だというのに、とんでもない陽気です!

ん~これは行かないわけにはいきませんね。(笑)

もう直ぐ夏なのかな?~腹を据えねば。

 

 

 

奥岳から、いざ。

ゲレンデをぬけ、五葉松平、薬師岳へトレース。

新雪はなく、踏み固められ、高速道路?長靴(ピン)・ツボ足で無問題。



阿武隈の衆が、やさしく鼓舞。

 

 

薬師岳。風あり~でもこの山ではそよ風の部類?上天気です!

 

 

えっちらおっちら?山頂まであと少し・・・

 

 

ふ~、安達太良山を頂きました。

 

 

しばし、眺覧、周覧。体はぐるぐる。

天と地との交響。~悠揚として、和尚山。

 

 

猪苗代には山塊と湖とが穏やかに交わり・・・

 

 

磐梯山がにこやかにつつみます。

 

 

彼方、飯豊には風伯の御坐します様で、主稜線に白い息。

 

 

そして、居並ぶ吾妻の衆には昵懇。

 

 

みんなの微笑みに浴します。

 

 

こんな小春日に・・・

 

 

こんないい景色を、胸いっぱい吸える嬉しさ、ありがたさ。

 

 

お山の祈りは、"Grace be with you"。

 

 

さて、牛ノ背へ、沼ノ平に会いに。

 

 

陽精と山頂岩塊が頌います。

 

 

この清白の世界に、貧しき土塊が・・・

 

 

心ほぐされ、恍惚と、てくてく。

 

 

燦燦と、お山の恵みにひたされ・・・

 

 

その光にうながされ。

 

 

 

 

 

頌のリズムに合わせられ・・・

 

 

いつの間にか・・・

 

 

沼ノ平へ。

沼ノ平は、この山の懊悩、その痕跡です。

この破れは、いつも、幸いを問うています。

すべては、天と地とをお作りになった方の顕現・・・。

世界には大変なことばかり。

怠け者で愚かな私には、わかったようで、わかりきれず、

わかったつもりにもなれぬ意味の所在に、おののくばかり。

でも、山に上るのはいい、断然、いい。

気持ちがよくなります。

億年の大地の同情、その慰撫、慰待にみたされるのです。

上るより考える方がいいって?

いいや、考えるように上るのが、もっといい。

上ることで、考えることで、連帯するのですから。

 

 

 

遠くで、飯豊が、こっくりと。

 

 

何度も何度も見回して・・・

 

 

思想の交換。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、いい時間を過ごせました。感謝。

帰るとしましょう。

 

飯豊に・・・

 

 

そして磐梯山にいとまを告げて。

 

 

矢筈森を下るとしましょう。

 

 

天上には、まなざし。"Grace be with you".

 

 

雪の精と語らいながら・・・

 

 

後は、すたこら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年、取壊しかな?くろがね小屋。

*追記(2024年3月8日)

「くろがね小屋」の建て替え工事の完了時期は、当初2025(令和7)年度を予定していましたが、3年ほど遅れる見通しとなったとの報道がありました(3/8付福島民報)。今年度、水洗トイレの整備に伴う電源の引き込みや登山道に補修工事を行いましたが、工事個所に岩盤が見つかり工事内容を変更、工期が延長される由です。

 

 

在るうちは、たくさん撮ってあげましょう。

 

 

さらば。

 

 

安達太良の清廉に与かって・・・

 

無事の下山、

朗襟の山路に

感謝、感謝、感謝。

 

fin