あるく

~山の恵みの備忘録~

安達太良山/慈祥 2023年12月9日

飯豊に年の瀬の挨拶をおくります。

 

 

今日(12/9)は、安達太良山へ。

先々週、安達太良山を訪れましたが、

飯豊への挨拶が?思うようにはかないませんでしたので、

年内に、いずれかの山から飯豊を拝したいと願っておりました。

眺望県内随一との誉れ高い、あの山を考えていましたが、一転、

かなり暖かくなるそうで、安達太良もピン長の可動域に入ることとなり、

近場の磁力に、つい・・・。(笑)

~この前は時計回り、今回は反時計回りで。

 

 

二本松市なる奥岳、あだたら高原スキー場から~ヘッデンを頼りに、いざ。

白んだ旧道に喘いでいると、朝日影。振り返ると・・・

 

 

陽精の御出座し。いい一日でありますように。

 

 

旭光の激を背にうけ、えっちらおっちら。

 

 

勢至平の分岐が見えてきました。

 

 

前日のスノーシューの恩恵に与り、ピン長で快適に歩いて来ましたが・・・

スノーシューの御仁は、分岐を折れて峰ノ辻を目指すも、

何故か、直ぐに、きびすを返して撤退。

あとには、ツボ足の先行者のトレースが一つ・・・

いやはや、ドツボにハマるはハマるは~腰まで、胸まで~!

鉄山は、私の悪戦苦闘を見て見ぬふり?(笑)

 

 

やっと抜け出して!ひと息。~矢筈森や・・・

 

 

鉄山のねぎらいに与かります。

 

 

篭山の向こうには、福島市。~良い天気に恵まれました。

 

 

峰ノ辻。山頂にご挨拶?

 

 

矢筈森を巻き、牛ノ背へ。

 

 

ここは上るのがいい。下るより、断然、いい。

 

 

斜面の雪は厚みを増しています。

 

 

 

 

矢筈と愉しく語らいながら。~牛ノ背は、直ぐ其処。

 

 

ふ~、稜線、牛ノ背に起ちました。

沼ノ平には白心。彼方には、清けき飯豊の頌。

 

 

船明神や障子ヶ岩・・・

 

 

鉄山、胎内岩が唱を合わせます。

 

 

まざまざと、そして、まじまじと、飯豊。

心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くす・・・その、ひとすじの気持こそ。

 

 

わたしが飯豊の中に居り、飯豊がわたしのうちにいるという、この恵み。

それは変わらぬと・・・

 

 

微笑んでくれました。

 

 

暖かな日とは言え、風伯のおわしまして?烈風が体を揺すります。

じっとしていると体温が奪われてしまいます、長居は無用。

阿武隈の衆や・・・

 

 

磐梯山と言葉を交わしながら・・・

 

 

山頂へと、酩酊の?運歩

 

 

陽精と睦む山頂。誇らしく。

 

 

雪のつきは、すっかり厳冬。

 

 

阿武隈の衆に祝われ・・・

 

 

山頂に、直下。

 

 

先着の方が降りて来られたので、お願いして、パチリ。感謝。

 

 

さぁ、山頂へ。~梯子はすっかり埋っています。

 

 

ふ~、安達太良山を頂きました。三番手かな?

 

 

風がビュンビュン、眺覧、周覧。~耐風姿勢でシャッター。

 

 

峰々と交信?・・・

 

 

その団欒の輪に交ぜて頂きます。

 

 

ありがたいな、私にはもったいない天気です。

 

 

 

 

 

しばし、思想の交換。

 

 

戦争が絶え、競争がやみ、ほんとうの幸せが臨む・・・

そんな世界を望まない人はいないでしょう。

人類は地球に胸倉をつかまれ、突きつけられています、

気候変動という問いを、幸いの奈辺を。

「経済の原理に従って死にたいのか、

それとも、その原理にあえて抵抗して生き残りたいのか、

ここで腹を決めてもらいたい」

"Make up your minds

whether you want to die economically 

or survive eneconomically"

(Shumacher:"Good Work")

~この諫言は、半世紀も前に発せられています。

 

「あなたたちは耐え忍ぶことによって自分の命をかち取りなさい」

と、イエスは仰った。

「然うだ」と、お山も告げています。

 

 

降ると、雪煙が舞い・・・

 

 

天上には、まなざし。"Grace be with you".

 

 

こんな日に上れて、幸せ。すべてのことに感謝。

 

 

そろそろ、帰るとしましょうか。

 

 

 

 

 

辞して・・・

 

 

後は、すたこら。

(~とはいかず、ハマらぬよう、のっそのっそと。笑)

 

 

安達太良の衆を振り仰いで、礼敬・・・

 

 

 

 

 

天空の祝福に与って・・・

 

無事の下山、

慈祥の山路に

感謝、感謝、感謝。

 

fin