飯豊に年の瀬の挨拶をおくります。
今日(12/9)は、安達太良山へ。
先々週、安達太良山を訪れましたが、
飯豊への挨拶が?思うようにはかないませんでしたので、
年内に、いずれかの山から飯豊を拝したいと願っておりました。
眺望県内随一との誉れ高い、あの山を考えていましたが、一転、
かなり暖かくなるそうで、安達太良もピン長の可動域に入ることとなり、
近場の磁力に、つい・・・。(笑)
~この前は時計回り、今回は反時計回りで。
二本松市なる奥岳、あだたら高原スキー場から~ヘッデンを頼りに、いざ。
白んだ旧道に喘いでいると、朝日影。振り返ると・・・
陽精の御出座し。いい一日でありますように。
旭光の激を背にうけ、えっちらおっちら。
勢至平の分岐が見えてきました。
前日のスノーシューの恩恵に与り、ピン長で快適に歩いて来ましたが・・・
スノーシューの御仁は、分岐を折れて峰ノ辻を目指すも、
何故か、直ぐに、きびすを返して撤退。
あとには、ツボ足の先行者のトレースが一つ・・・
いやはや、ドツボにハマるはハマるは~腰まで、胸まで~!
鉄山は、私の悪戦苦闘を見て見ぬふり?(笑)
やっと抜け出して!ひと息。~矢筈森や・・・
鉄山のねぎらいに与かります。
篭山の向こうには、福島市。~良い天気に恵まれました。
峰ノ辻。山頂にご挨拶?
矢筈森を巻き、牛ノ背へ。
ここは上るのがいい。下るより、断然、いい。
斜面の雪は厚みを増しています。
矢筈と愉しく語らいながら。~牛ノ背は、直ぐ其処。
ふ~、稜線、牛ノ背に起ちました。
沼ノ平には白心。彼方には、清けき飯豊の頌。
船明神や障子ヶ岩・・・
鉄山、胎内岩が唱を合わせます。
まざまざと、そして、まじまじと、飯豊。
心を尽くし、思いを尽くし、力を尽くす・・・その、ひとすじの気持こそ。
わたしが飯豊の中に居り、飯豊がわたしのうちにいるという、この恵み。
それは変わらぬと・・・
微笑んでくれました。
暖かな日とは言え、風伯のおわしまして?烈風が体を揺すります。
じっとしていると体温が奪われてしまいます、長居は無用。
~阿武隈の衆や・・・
磐梯山と言葉を交わしながら・・・
山頂へと、酩酊の?運歩。
陽精と睦む山頂。誇らしく。
雪のつきは、すっかり厳冬。
阿武隈の衆に祝われ・・・
山頂に、直下。
先着の方が降りて来られたので、お願いして、パチリ。感謝。
さぁ、山頂へ。~梯子はすっかり埋っています。
ふ~、安達太良山を頂きました。三番手かな?
風がビュンビュン、眺覧、周覧。~耐風姿勢でシャッター。
峰々と交信?・・・
その団欒の輪に交ぜて頂きます。
ありがたいな、私にはもったいない天気です。
しばし、思想の交換。
戦争が絶え、競争がやみ、ほんとうの幸せが臨む・・・
そんな世界を望まない人はいないでしょう。
人類は地球に胸倉をつかまれ、突きつけられています、
気候変動という問いを、幸いの奈辺を。
「経済の原理に従って死にたいのか、
それとも、その原理にあえて抵抗して生き残りたいのか、
ここで腹を決めてもらいたい」
"Make up your minds
whether you want to die economically
or survive eneconomically"
(Shumacher:"Good Work")
~この諫言は、半世紀も前に発せられています。
「あなたたちは耐え忍ぶことによって自分の命をかち取りなさい」
と、イエスは仰った。
「然うだ」と、お山も告げています。
降ると、雪煙が舞い・・・
天上には、まなざし。"Grace be with you".
こんな日に上れて、幸せ。すべてのことに感謝。
そろそろ、帰るとしましょうか。
辞して・・・
後は、すたこら。
(~とはいかず、ハマらぬよう、のっそのっそと。笑)
安達太良の衆を振り仰いで、礼敬・・・
天空の祝福に与って・・・
無事の下山、
慈祥の山路に
感謝、感謝、感謝。
fin