あるく

~山の恵みの備忘録~

安達太良/恵潤 2022年7月24日

今日(7/24)は、安達太良へ。

予報が何ともつかみどころのないものでしたが、とりあえず?

前回(5/24)同様、『変則8の字』周回。

奥岳から稜線に起ち、沼尻元湯へ降って、登り返しました。

前回とは趣向を変え、上った処は下り、下ったところは上りに。

 

奥岳を発って鉄山避難小屋まで、案の定、ガスの中。

それはそれで幽玄の世界、カメラでうまく切り取ったつもりでしたが、

あろうことか、小屋の中の様子を撮った後、カメラがストップ!?

カードの容量がいっぱいで、これ以上は撮れませんとのメッセージ。

このところ、あれやこれやで、画像を整理して来なかった・・・。

『カードの初期化』を選択。小屋までの画像はあきらめることに。

小屋を出てからが撮り始めとなりました。

 

 

胎内岩の柱状節理が、えも言われぬ雰囲気をかもします。

 

 

今日は胎内岩を降って沼尻元湯へ。そこから障子ヶ岩へ登り返します。

 

 

 

 

 

 

 

 

あ~来てしまった?(笑)

 

 

苦手の『岩くぐり』。地震を重ね、より狭くなったような・・・

 

 

 

 

 

少し降って、この辺り?

鉄山避難小屋の扉に熊の注意書き~7月11日に登山者が襲われケガ。

 

 

障子ヶ岩はガスの中。ん~でも雲のラインは上がってる?

 

 

岩の独特と語らいながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

沼ノ平は平成9年の遭難死亡事故以来、立入禁止。合掌。

 

 

ツルンツルンの岩もあり、地下足袋者は慎重居士。

 

 

 

 

 

有毒ガス?が強くなると・・・

 

 

そこは、沼尻元湯。

 

 

湯の華採取場です。

 

 

立入規制もあって、ついつい足早。

 

 

橋を渡って・・・、此処から登り返しです。

 

 

九十九折の勾配に喘げば分岐。障子ヶ岩への道に。

 

 

ハァハァ、ゼェゼェ?

 

 

障子ヶ岩に起って・・・

 

 

沼ノ平を見下ろします。

 

 

雲さんのラインはどんどん上がって、めでたしめでたし。

 

 

見晴らしの良い岩で、ひと息。しばし、飲み食い。

 

それにしても、ここまで来れて良かった。

前半のガスは、お山の、この老体への?これ以上ない、もてなしでした。

涼しさのおかげで、体力を消耗せずにすんだのです。

これがカンカン照りだったら、と思うと・・・。

感謝。感謝。

 

 

 

さてと、重い腰をあげれば?船明神山が招きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとガスを被ってしまいましたが、『逆さ船明神』。

 

 

 

 

 

大きな地震が起れば、また落ちそうです。

 

 

岩の間をくぐり抜け・・・

 

 

岩頂へ。

 

 

ん~、ほとんど雲が上ってくれました。感謝。

 

 

 

 

 

矢筈森をロックオン。

 

 

振り返って船明神の頭。

 

 

のたりのたりと行きますか。(笑)

 

 

石筵への分岐。標識に礼敬。

 

 

いつの間にか、船明神山と障子ヶ岩が遠くなりました・・・。

 

 

まじまじと、沼ノ平。大地の懊悩の痕跡。

磐梯山といい、安達太良といい、吾妻山といい、私の行きつけは同じ火山群にあり、

私は、こうしたデフォルメ、また落莫、寂寞に、慣れ親しんで来ました。

これらの光景は、むしろ宇宙の創造、地球の息吹、また生起なればこそ、

いつも、私には、慰めと、医しと、励ましとなってふり注がれます・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

安達太良の山頂は「密」?~寄る必要もないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

矢筈森や・・・

 

 

鉄山の鄭重なる目送に与って・・・後は、すたこら。

 

無事の下山、

恵潤の山路に

感謝、感謝、感謝。

 

fin