馬の背を踏む私へ、磐梯山から親昵のエ~ル。
今日(3/15)は、安達太良、鉄山へ。
朝の散歩で、安達太良の誘い? まだ雲陰、雲裏の稜線でしたが、
予報は良さそうだし、ちょっと気晴らしに。
ついでに、先日、安積山で試したピン長靴。
充分の及第点でしたが、標高を上げ、もっと厳しい状況で
試してみることに。
奥岳、『あだたら高原スキー場』から。
~草叢が見え隠れ。やっとの営業の様です。
ピン長は快調。
鉄山に、お目見え。
勢至平を、峰ノ辻へ。
矢筈森が大きくなって来ました。
稜線の先に安達太良本峰。
しばし、眺覧。安達太良の懐に憩います。
陽精の頌に鼓舞されて。
峰の辻着。
そちらへは寄りません、悪しからず。
足に冷たさを覚えますが、
気温も風速もそれほどシビアではないので、前進します。
稜線に起てば、この山の懊悩の痕跡。
雪にしずもります。
今日は鉄山が山頂。迷わず右折。
矢筈森から、鉄山。眺覧のひと時。
岩には語られざる哲学がある。・・・
馬の背を闊歩。しばし、エビノシッポと語らいます。
振り返って、矢筈森。
いざ、鉄山。
お~い、ばんだいさ~ん。
無沙汰を詫びます。
迫る、鉄山。
さて、トラバース。なのですが、雪質はカチンコチンでこの勾配。
ちょっと悩ましいな。
何とか緊張感を頼りに?鉄山を頂きました。
気象庁監視カメラ様はご覧の通り。モニター不可は一目瞭然。
岩頭に起って、眺覧、周覧のひと時。
安達太良の衆は、われわれ人間をどうみているのかな?
このところ、下界は新型コロナウイルスの感染拡大一色。
「世界」という構制の、何という脆さであることよ。
風土病のような局地的流行は『エンデミック』、そして
それが各地に広まると『エピデミック』と呼ばれ、そして近代以降、
通商、交通の発達により世界規模になると『パンデミック』なのだとか。
19世紀、コレラの流行は地球を一周するのに20年かかりましたが、
今やこの新型コロナに至っては二ヶ月半という短さでした。
「ウイルスとの戦いは、人間とは何かを問う戦いである」と、
何方かが仰っていました。
ウイルスは、今、生命とは何か、健康とは、社会とは、人権とは、・・・
そうした根源的な、哲学的な問いの前に私たちを晒しています。
原発事故も、巨大化しつつある風水害、環境問題もそう。
災禍はいつも人間に問いを発し続けているのです、きっと。
Make up your minds,
whether you want to die economically or survive uneconomically.
この山の懊悩は、宇宙創造の神秘を蔵しています。
大地と思想を交換。
いい時間を過ごせました。
お腹も満足?帰るとしましょう。
充満する精気と語らい・・・
後は、すたこら。
陽精のエ~ルに与り・・・
スキー場のBGMにのって、凱旋です。
無事の下山、
山路の和愉に、
感謝、感謝、感謝。
fin