今日(4/10)は、安達太良山へ。
どうも土日月に用向きが発生しやすくなりました。
用向きがあるということは、用いられているということで、
それはそれで、何かしらお役に立っているのなら、幸いです。
一つ一つ大切に果たさねば。
お山は、天気と相談しながら、いつだっていい?(笑)
二ツ箭山から、アカヤシオの便り。
行くつもりでおりましたが、朝の散歩で、安達太良がきわやか。
コロッと行先変更と相成りました。
元気な霜柱の迎候。
寒気のおかげで雪は確り、ぐいぐいと標高を上げます。
今日は長靴。
これ、靴底のパターンが平地用。スパイク長靴が欲しい…
箕輪山に迎えられ、勢至平の分岐に到着。
一息入れて、左に折れます。
矢筈森~鉄山。
安達太良の山頂が見えて来ました。
矢筈のエ~ルに応えます。
安達太良の懐へ。
陽精の頌に歩を合わせます。空には飛行機雲の影。
峰の辻着。
いったん降って、山頂へ。
背を押し上げてくれる、矢筈森。
山頂は雪華繚乱。昨日は吹雪いた様です。
アイゼンでもあれば直登と行きたいところですが、
今日は長靴、巻いて…
肩へ。
今日は天気に恵まれました。
安達太良を頂いて、証拠写真?
眺覧、周覧のひと時。
和尚山。
船明神山、そして磐梯山。
ず~っと奥に、幽かに飯豊。
吾妻の連嶺。
安達太良の脊梁。
福島市を遠望します。
ちょっと冬に、タイムスリップ。
岩の蔭で飲んで食べて、ひと息入れます。
山頂を後にし、稜線に遊びましょう。
磐梯山と語らいながら。
立派なエビノシッポ。
沼の平に臨んで、しばし黙想。
ある作家が、新聞に寄稿して記しました――
「(国という)船は泥製ではないが、木製くらいで、壊れやすい。
長く使うと腐食も出る。修理しつつ進むのが、現実のあり方なのにちがいない。
…安倍長期政権という船からは、あちこちから腐った木材のにおいが漂う」と。
永田町界隈に棲む方々はこのにおいに麻痺しておられるのかな。
『論語』に、こんな条がありました。曰わく――
”古えは民に三つの疾い有り。
今や或いは是れすらも之れ亡き也。
古えの狂や肆、今の狂や蕩。
古えの矜や廉、今の狂や忿戻。
古えの愚や直、今の愚や詐るのみ”。
「過去の時代には、人民のもちやすい欠点として、三つのものがいわれた。
過去の無法者は、無法者ながら、自由奔放というよさがあった。
現代の無法者は、ただ出鱈目である。
過去の傲慢なものは、かどがあり、骨があったが、
現在の傲慢なものは、はらを立て、人と衝突するだけである。
過去のおろかものは、愚直であったが、
今のおろかものは、卑屈に人をだますだけである。
無法、傲慢、ばか、という悪徳さえも、
現在は堕落し、それはそれなりにもった良さを、喪失している」
とか。
沼の平、お山の懊悩の痕跡。
鉄山。
くろがね小屋を見下ろします。
矢筈森の岩壁は雪のおしろいを着けて。
「いい時間を、ありがとう」。沼の平にいとまを告げます。
後は、お山と語らいながら、すたこら。
"Grace be with you",
陽精のねぎらいエ~ルを享けて、ゲレンデ着。
無事の下山、
安懐の山路に、
感謝、感謝。
Fin