今日(3/16)は、安達太良へ。
お山に気矜、勁風あり。
二週続けて同じ山、はちょっと気が引けて、
近場の安達太良へと傾きました。
このお山、
身体に優しく、のんびり歩け、散策/感懐には good です。
が、このお山には名にし負う風師の在おわします。
春に浮かれて訪れたたくさんのお客様も、
彼の懇ろなもてなしに、飛礫つぶてまじりのパンチを食らって
ふらふら酩酊です。
~久し振りに真面目な?安達太良だわい。
一人善がってお山に遊ぶことが許されました。
感謝です。
あだたら高原スキー場のゲレンデを離れ、勢至平
を目ざします。
さすがに登山者が多い。風はあるものの天気は上々。くろがね
小屋は帰りに寄ることにして、峰の辻へ。
ここらはもう吹きっさらし、
先行のスノーシューの女性が風に煽られ転倒、
今、この場所でスノーシューだなんて、
足回りの判断が未熟としか言い様がない・・・。
失敗に学んで欲しい。
矢筈ガ森からのエ~ルが届きます。
鉄山の温かな眼差し。
峰の辻を越え、一旦、下がって山頂を目指します。
風が勁い・・・。
お山は静かに坐っている。岩は
「みんな時間のないころのゆめをみている」(賢治)
のかな。
磐梯山の出迎えを受けて、山頂に到着。
たまにはポ~ズで、私。
和尚さんも相変わらずです。
磐梯山としばし語らいます。
風上に向かって決死の?ショット、船明神山。
飯豊からの眼差し、気丈夫なエ~ル。
吾妻の謳唱。
山頂の祠。
川桁山塊。
山頂直下、風を蔽う場処でおにぎりを食べ、
いとまを告げます。
牛の背の稜線は烈風、飛礫つぶてが弾きます。
今までの経験の中でもMAXクラスの風。
ショットどころではありません。
意気地がありませんが、稜線は捨てます。
風を避け、矢筈ガ森で遊んで行くことに。
稜線の風は収まりそうもありません。
矢筈の岩が風除けになり、ここは別世界。
篭山。此処はなかなかいい場処です。
このまま伝って行けば馬の背に抜けられそうだけれど・・・
止めておきましょう。
どうも矢筈の岩が勧めてくれません、
風伯を侮るなと。
鉄山を撮ってあげて、くろがね小屋へ。
くろがね小屋でまったり休憩。
小屋にいとまを告げて。
そして鉄山にも。
お日さまからは燦燦の慈悲。
矢筈と鉄からの篤いエ~ル。
『 雲からも風からも
透明な力が・・・ 』
(賢治)
無事の下山、
ひとときの遊心に、
感謝。
Fin