あるく

~山の恵みの備忘録~

飯豊山[大日杉~飯豊山頂](1) 2010年5月1~2日

   雪をたっぷりと纏った飯豊に見(まみ)えたい。
   いつもこの時期になると想います。

   昨年は天候と時間に恵まれ、
   二泊を以って大日岳を足下にする事が出来ました。
   天候と雪質に恵まれれば、
   或いは一泊でも可能ではと思い立ち、勇んで臨みましたが、
   初日の、予報が何だというのかと言わんばかりの、大荒れを受け、
   素直に計画を変更し、切合小屋に「沈没」停滞を決めました。
   翌朝の山頂アタックを期して。

   幸い、地蔵岳への上りの途中で、
   飯豊で何度もお遭いする喜多方のアベヒロさんとバッタリ。
   彼とご一緒することになり、
   あまりの風や霰の攻撃に怯んだ私でしたが、
   若い彼の馬力を得て百人力です。
   翌2日の山頂アタックも前日以上の強風に見舞われ、
   厳しい状況でしたが、
   アベヒロさんと共にものともせず、
   山頂を足下にすることが出来ました。

   切合小屋に戻る途中からは一転して好天となり、
   素晴らしい飯豊の姿に感嘆しながらの下山となりました。

   「お客様」用の天気ではない、
   「身内」用の天気で遇してくれた飯豊の厳しい愛に
   感謝です。

   アベヒロさん、有難うございました。
   性懲りもなく写真を撮りすぎてしまいましたので
   三部作でアップいたします。      



  (5/1→大日杉小屋発05:40~08:52地蔵岳~11:40切合小屋泊
   5/2→切合小屋発04:15頃~04:47草履塚~06:10本山小屋~
     06:25飯豊山頂着~07:10飯豊本山小屋発~08:09草履塚
     ~08:47切合小屋着/切合小屋発09:30~11:40地蔵岳
     ~12:10地蔵岳発~13:38大日杉小屋着)


大日杉小屋。あられが舞い散る中、出発です。
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御田杉で大福を食べていたら、
何と飯豊で何度もお遭いしている喜多方のアベヒロさんが。
若い彼にあっという間に詰められました。余裕の笑顔。
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トップに立っていただきます。(笑)風と霰は断続的に。
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地蔵岳~切合の稜線が見えて来ました。
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地蔵岳。アベヒロさん快調です。
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丸森山への稜線。(地蔵岳山頂部から)
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ど~んと飯豊本山が見える、・・・はずなのですが。
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予報は何処に飛んでいってしまったのか。
寒いは風は強いは・・・。
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目洗清水がもうすぐ。手は凍りそう。
すでにカンネンして厚手ウールにオーバーグローブと冬山仕様。
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先行する筆者。(アベヒロさん画像提供)
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時折差し込む陽光に「儚い」希望が生まれます。
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無心に登行する筆者。(アベヒロさん提供)
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地蔵山~種蒔山の稜線。快復や如何?
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草履塚が迫ってきました。
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切合尾根がもうすぐ。
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御沢に下りました。左稜の末端です。
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切合尾根に取り付きます。
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飯豊本山はガスの中。強風に霰、顔が痛い。
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主稜線に上がるも、大日岳もガスの中。
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切合小屋。
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天気快復の兆候を時折見せては登山者をからかいます。
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アベヒロさんは強風と霰の間隙をぬっては写真撮影。
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アベヒロさんも小屋でまったり。
自然の猛威に、まだ昼前なのに残念ですが、
これ以上の行動を取りやめ、切合小屋に「沈没」と決定です。
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すっかり冷えて、体温の快復を図る筆者。
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風が少しおさまり飯豊本山が・・・
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ちょこっとだけ顔を出してくれました。
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種蒔山。
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翌朝。本山アタック。
草履塚への上りでご来光です。風は強いまま。
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ラジオは午後には快復と言ってました。
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種蒔山。静かなようですが、厳しい風です。
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大日岳の夜明け。(草履塚山頂より)
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大日岳と筆者。(アベヒロさん提供)
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撮影に気合が入るアベヒロさん。
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草履塚を後にする筆者。(アベヒロさん提供)
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モルゲンロートに染まる大日岳。
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飯豊山~御西岳への稜線。御鏡雪。
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モルゲンロートに染まる飯豊本山。そして御秘所。(北峰から)
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朝陽は優しく、「暴風」は雪煙を舞います。
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御秘所と飯豊本山。
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御秘所が迫ります。
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神々しいまでの大日岳。
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風はますます大暴れ。雪煙が行く手を阻みます。
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御前坂へと向かうアベヒロさん。
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通称アパッチ砦を目前に一息入れる筆者。
暴風に弄ばれ、歩く姿は「酔っ払い」です。
(アベヒロさん提供)
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御前坂を登り了えて、草履塚、御秘所を振り返ります。
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凍て付く飯豊本山小屋。
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暴風に耐えもくもくと山頂を目指す筆者。(アベヒロさん提供)
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山頂はすぐそこ!
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やったぁ~! 山頂のアベヒロさん。
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筆者もゴキゲンです!
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              その2に続く