あるく

~山の恵みの備忘録~

船引町/『小沢の桜』 2010年4月30日

 早朝、いつもの散歩のコースを変えて、
 小沢に足を向けてみました。

 この時季、『桜』に心が傾いてしまうのは、なんでだべ。
 桜、・・・ひとつのオブジェとして其れを見るとき、
 どの一木にもそれぞれに格があり、
 優劣などつけられようはずもありませんが、
 ただそれぞれが置かれた場処、シチュエイションというものが、
 観る者の記憶へのインプレッション、
 その強弱を左右してしまうのでしょう。
 この『小沢の桜』、
 郷愁を誘う風情、何かしら懐かしい原風景を醸しだす抒情は、
 映像に生業をもつ人の心象に入り、
 映画『はつ恋』の貴重なシーンとなって、結実しました。

 『移が岳』に見守られて・・・。



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                                         完