相恋ノ滝。
今日(10/9)は、安達太良、湯川渓谷へ。
紅葉は未だし、ではありましたが、
雨上がり、渓の寂謐に遊んで、
水の精の響に耳澄ますひと時に恵まれました。
感謝。
空のあんばいからして、山の頂は、はなから、
念頭になし。
三階滝を巡ります。
滝の階梯へ。
ほとばしる、みず。
ただひとり、水の音に寂まり、
くだかれ、ばらばらにされながらも、
まわりをあかるませ、
うっとりと、うつくしくながれゆく律動に、
みとれ、みいでられながら、合わせられ、
歩一歩、渓をたどります。
水の音が、響にかわります。
自在に生きている、水。
渓の頌歌。
水の響を、翻訳できればなぁ。
沢を置いて突き上げれば、屏風岩。
(相恋ノ滝)
生きられた言葉がある、厳然として。
(八幡滝)
メタポエトリ、交響する岩の詩、水の詩、そして樹々の詩。
すべてがエ~ルとなって。
あわあわ、ぷくぷく、じゃぶじゃぶ、
歓迎の言葉に与かって、一礼。
しあわせな歩運。
渓に終点、やや雨風。
とりあえず、くろがね小屋へ。
(小屋が見えて来ました。)
(休憩の登山客で満杯。今日は此処が山頂、帰ります。)
ふたたび、渓に客となります。
天然の讃歌、その表白の中へ。
(ふたたびの、相恋ノ滝)
水の祈りは、”Grace be with you”.
おのれらしく、おのれの生命をまっとうせよと。
水の響に聴き、その心にふれて、
おおきな大きなエ~ルを押し戴きました、
感謝、感謝。
Fin