静謐、三階滝。

今日(10/25)は、安達太良へ。
秋清の湯川渓谷に遊び、
ひと時、水明の静謐、水霊の歓待に与りました。
感謝。
ついでに寄った安達太良山頂には雪霰混じりの烈風、
初冬の様相に圧倒されてしまいました。
塩沢スキー場には、取りの紅葉が燦爛。

10月初旬の爆弾低気圧で、かなり葉が落ちたそうな。
沁みる秋の晩れ。

三階滝を巡るコースを択び、一旦降ります。
水は自由…。
万有引力の奴隷ではありません。

低きへと、低きへと…

万有引力をおいまくります。

ほとばしる湯川の衷情。

滝には…

自由があり…

誠実があり…

真率がある。

あかるんだ渓に遊ぶ至福。

想恋ノ滝。

大きなエ~ルを、ありがとう。

八幡滝。

エ~ルを押し戴きます。


心を斉えてくれる…

水の音。

さて渓からくろがね小屋へ。
お腹が空きました、一息入れましょう。

おにぎりを食べていると、何とリョウ君が。
昨年の飯豊の保全作業以来だから、随分と久しぶりです。
しばし歓談、四方山話。

お腹は満タン。
いとまを告げ、いざ山頂へ。

…と、登り始めると、"koizumiさん?"
何とびっくりjinboさんでした。8月の飯豊以来です。
アウターを新調された様で、見違えました。
しばし語らい、二ツ箭山での再会を約して。

峰の辻着。
かなりの強風、雪霰が混じります。
一旦降って、山頂へ。

山頂直下。強風ですが、何とか凌いで。

ちょっと気取って。

安達太良山頂から、和尚山。

船明神山。

胎内岩。

矢筈森、鉄山。

篭山、勢至平。

薬師岳。

ほぼ強風レベル、何とか行けるかなと牛の背へ。
振り返って、安達太良山頂。

分岐手前から、立っていられぬほどの烈風に。
耐風姿勢を繰り返しながら、前進。
雪霰?氷霰?が顔面を連打、決死の覚悟で?ショット。
沼の平。

稜線には、耐風の登山者。
あまりの烈風に進めません。

稜線を離れると、さらにシビアに。

ここまで下れば強風レベル。

鉄山と語らいながら、てくてく。

まだまだ山頂を目指す方が。

鉄山と…

くろがね小屋にいとまを告げます。

渓に降りれば、風も追っては来ません。

倦むことなく頌う水の精霊。

ばらけても、かけずっても、疲れを知らない…


天狗岩。

朗らかな秋の晩れ。

想恋ノ滝、再び。

"しみじみと
秋がこころにしみいる日は
怒っても かなしんでも
しょせんは みずからをみるほかのこころが
みずからのかたわらにすわり
かなしみと いかりとささげいつき
うつくしいおどろきにひざまづいている"
(八木重吉)
水霊のねぎらいとエ~ルに、
感謝。


無事の下山、
雪霰、水の精霊の、
その衷情に
感謝、感謝。
Fin