あるく

~山の恵みの備忘録~

飯豊/恩寵(その1) 2012年6月11日

 
   今日(6/11)は飯豊山へ。
 
   久し振りの日帰りピストン。
   身の内と外、共に変化にさらされた昨今、
   以前は当たり前のことだった飯豊の日帰りも、
   瑞々しい挑みとなりました。
 
   思いを尽くし、心を尽くし、精神を尽くし、
   力を尽くして・・・お山に問い、問われ。
 
   ささやかな意地、つましい投企でしたが、
   お山の恩寵によって、守られ、嘉せられ、
   感謝、感謝、感謝。
      
      
 
 
 
 
 
   夜明け前。
   川入は御沢、表参道に客となります。
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   登り始めてすぐ
   ヘッデンoff でも歩ける程に白みましたが、
   やはり朝は朝陽。
   木々の葉が煌めき始めると足取りも軽く。 
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   イワカガミの清々しい礼待。 
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   横峰手前。あるかな~?と思っていたら、
   やはり残っていました凹径に、雪。
   下は空洞でヒヤヒヤもの。
   踏み抜かぬよう、抜き足、差し足、忍び足。 
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   お久し振りです、地蔵山。 
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   お花も朝陽を体して礼接。 
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   何とも嬉しいお山の持て成し。 
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   三国のお山も相変らず壮健。
   雲で貌かおを洗ってます。 
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   小さき花たちの懇ろなお出迎え。 
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   七森も洗顔中? 峻厳の岩肌にやさしい朝の陽光。 
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   振り返って、地蔵山。 
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   ガスが立ち籠めて来ました。
   湿りを甘く見たのか、
   ず~っと纏わりついて来ているブヨに苛立っか、
   不注意な足掛け・・・転倒。
   岩に胸を打ち付けてしまいましたが、
   偶々首から胸に厚手のタオルをかけていて、
   大事に至らず。
   天は、私のような者の生命をも惜しんで、
   慈しまれた・・・・・感謝。
   この恩寵、いかで応えんや。
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   自責、自省の剣が峰を了えて三国小屋に到着、少憩。
   小屋には荷上げの空輸に待機のお二方。越後の山人です。
   越後の猛女?いっちゃんを噂の肴に暫しの歓談。感謝。 
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   さぁ、山頂へと、小屋を出て歩き始めれば、
   路傍から特大の慰問とエ~ル。気を取り直します。
   ありがとう。 
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   高気圧が緩く張って来ているとは言え、此処はお山。
   寒気、暖気が入り混じり、今日のレビュ~、
   主役は雲さんかな。       
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   ミネザクラも溌剌と応接です。 
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   稜線には雪塊、ここは飯豊。 
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   種蒔山が迫ります。 
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   種蒔山への頂稜に乗って一望。 
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   振り返れば、ガスを纏って七森。 
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   前方には残雪の横臥、そして雲の放歌高唱。 
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   見通しも良いので、種蒔山をトラヴァ~スして、
   切合小屋への最短をステップ。 
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   雲が一幕了えて退けます。 
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   飯豊本山見参。 
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   切合小屋前でちょっと腹ごしらえ、さて山頂へ。
   先ずは草履塚! 
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   この坂、雪があった方が、無い時より登り易いかも。 
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   「ヨォ~」、虫くんの元気な挨拶が嬉しい。 
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   宙そらに向って~キックステップ。 
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   振り返れば雲の注目、雲の眼差し。 
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   草履塚到着。やはり主役は雲か。 
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   でも少しは景をもてなしてくれそうです。 
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   草履塚北峰からは飯豊本山が迫ります。 
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   和やかなシラネアオイ 
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   豊実にして豊容の残雪。 
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   御秘所沢に雲が遊びます。 
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   しばらく、このまま・・・ 
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   雲のすることを眺めていましょう。 
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   宙そらが、そろそろ腰を上げなと誘います。 
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   雲も「そうしな」と。 
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   北峰を降り始めると、
   其処にはハクサンイチゲの饗宴。 
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   精一杯花びらを広げて歓待です。 
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   そのいちず、ひとすじの、品格。 
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   残雪の風光を際立たせて、清艶。
   確と見届けましたよ、あなたの本懐。 
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   さて次は御秘所。お山が招きます。 
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   『その2』に続く。