あるく

~山の恵みの備忘録~

大日岳/清穏(その1) 2013年8月13-14日

 
   大日岳、爽朗。
 
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   今回(8/13・14)は、泊まりで飯豊、大日岳へ。
 
   心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、
   力を尽くして、頂きに起ちたい。
 
 
   初めての飯豊は、弥平四郎から。
   もう四半世紀以上も前のこと。
   あの頃、弥平四郎のゲ~トは施錠してあり、
   民家の方にお願いして鍵を借りなければならず、
   日帰りで朝の早い時などは申し訳なく、また億劫で、
   それがだんだん面倒になり、疎遠になりました。
   今、鍵はかけられていません。
   ふと、久し振りに、
   弥平四郎から登ってみたくなりました。
 
   そして、テント。        
   テントというものは不思議なもので、
   小屋でのギュウギュウからの解放、
   大地との一体感、自由をと、
   渇望にも渇望して手に入れたものなのに、
   いざ購入してしまうと、
   使えない、使わない・・・。(笑)
 
   担いでみれば、
   実際の物理量よりずっと重かった(と感じた)けれど、
   大地と親昵の友になれました。
 
   感謝。
 
          
         
 
 
 
 
         
   丸太橋で沢を渡り、
   通いだした頃の記憶を手繰りながら、
   ゆっくりと歩を運びます。
   お山へと縫い込まれてゆくかのような、優しく斉えられた路
   ・・・新長坂に客となります。
   招く疣岩山。
 
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   陽が上るにつれ、緑が生彩としてきました。
 
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   松平峠に起てば、稜そば立つ疣岩山。
 
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   急坂に、記憶が蘇ります。此処からがし・ん・ど・い。
 
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   汗を滴らせながら辿る痩せ尾根。口の中には岩塩飴。
 
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   ひ~こらと稜線に引き合わせられると、大日岳からエ~ル。
 
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   磐梯山が背中を押してくれました。
 
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   先ずはの三国岳。小屋が見えます。
 
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   御西~駒形~飯豊本山。悠々と展がる飯豊の主稜線。
 
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   なだらかな頂稜は種蒔山。
 
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   今しがた喘いだ山脊。
 
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   ず~っとこの方、このコ~スを歩いた覚えがないのです。
   何と新鮮なこと。こんなシ~ン、あったかなぁ・・・。
 
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   大日岳の眼差しに、しばしやすらいます。
 
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   大詰め、剣ヶ峰の岩稜が見えて来ました。
   上りの先に三国小屋。
 
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   そして、下りの先には地蔵山。
 
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   三国小屋に到着、休憩です。オニギリ一個。
   管理人の金子さんと暫し四方山話。
   今年は、「川入×」の片肺飛行、お察し致します。
 
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   眉間にキズを負いながらも平然の、大日岳。
 
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   種蒔山の後方、飯豊本山をロック・オン。
   流れる汗に隙なくポカリと岩塩飴を投入です。
 
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   『暑いんだから、ゆっくり歩いて来な』、
   大日岳のエ~ルに応えます。
  
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   路傍の励まし。
 
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   種蒔山の頂稜の一角に乗れば、飯豊が呼ばわる響こえ
 
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   本山と草履塚、エ~ルの二重唱。
 
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   流した汗の分だけ心が澄ませられます。
 
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   大日岳の眼差しがやさしい。
 
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   繚乱のタカネマツムシソウのねぎらいに与ります。
 
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   切合きりあわせ小屋前にて、オニギリ一個。
   管理人の長谷川さんと愉しい語らいのひと時。 
 
 
 
   さて、たっぷりと休みました。水分も確り補給。夏空から総身にパワー
   を押し戴いて、前進開始です。
 
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   お山も暑いのでしょう、日除けに雲? 
   巨きなエ~ルが届きます。 
 
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   マツムシソウも精一杯のエ~ル。
   「有難う」。
 
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   コバイケイソウが残雪と一緒に草履塚への径を彩ります。
 
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   草履塚に到着。
   塩分がどんどん身体の外へ。
   岩塩飴2個を口の中へ。
 
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   雲と一緒に夏空を泳ぐ御鏡雪。
 
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   飯豊本山を前に、気を革めます。
     
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   御秘所の岩場へ。
 
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   さて、御前坂。意気地を訊う試練坂か。
   空からも雲からも、透明な力が。
 
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   マツムシソウはお助け花、一歩を援けます。
 
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   半分こなしてカフェ御前坂。愉しいテーブル形状石。
   雲が出張って天然エアコンが作動し始めました。
   ありがたい。 
 
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   無事、試練坂をこなして飯豊本山小屋へ。
   しばし、管理人の高橋さんと四方山話。
 
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   いとまをこうて、飯豊山頂へ。
   大日岳と言葉を交わしながら。
 
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   径の周りに其処彼処、イイデリンドウが咲いています。
 
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   大地の心を体して。
 
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   お山に通奏する調べ。
 
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   その心は、凛。
 
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   おや?何とも稀有な。 
   白の色合いに包まれた一輪。
   幸いの徴でありますように。
 
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   無事、飯豊山頂に到着です。
 
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   『その2』に続く。