あるく

~山の恵みの備忘録~

高柴山/春襟 2023年4月16日

ヤマツツジ~ひとすじの気持ちがふくらみます。

 

 

今日(4/16)は、阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』(884M)

及び、堂山王子緑地環境保全地域を見回ります。

 

昨日から、雨と風。ちょっと気懸りでしたが、幸い、回復基調。

風は残るでしょうが、無問題。

お山の春の懐い、その一途に触れられたらいいな・・・。

 

 

堂山王子地区を回って、いつもの門沢登山口へ。

ん?新しい標識が設置されてます。

 

 

鬱蒼の杉林を抜けると・・・

 

其処彼処に、スミレの溌剌。

 

その一途な気持ちに合せられます。

 

 

 

 

 

山頂部に入ると・・・何やら、ざわわ?

 

蕾君たちが、にぎにぎしい。

 

 

『水石』着。阿武隈がひらけます。

 

山頂展望台へ。

 

階上で、しばし、眺覧、周覧。~阿武隈の暢然が沁みて来ます。

 

 

 

 

 

展望台には登山者の方が2名。

~ゴミの持ち帰り等をお願いしつつ、しばし歓談、四方山話。

どうぞ、良き山に恵まれますように。

 

さて、一帯を見回ります。

 

左が日影山、右は一盃山。奥に蓬田岳。(一盃山は未踏です)

 

「咲きたい」・・・。

 

その謙廉。ひとすじの気持ち。

 

礼敬すれば、その真っ当さに合せられます。

 

~一帯に、異状のあるなく、安堵。

 

 

 

さてさて、登り始めは、雲が空を制していましたが・・・

 

だんだんと退き始めました。

天には、まなざし。"Grace be with you"。

 

そして、陽精の頌。

 

蕾には、自由がある、静謐がある。

 

彼らは?「咲く」~そのひとすじの気持ちを尽くして、世界に尽くしている。

尽くすことで真実に触れ、天と地とをおつくりになった方と接している。

ひとすじの気持ちは磨かれ、完成し、その完成が世界を明らめる・・・。

でも、「咲く」のは、「報い」じゃない。

行為が報いを求める心から解放されることが、自由なのだから。

 

 

いい時間を過ごせました。

帰るとしましょう。

 

空から、雲から、大地から、特大のエ~ルを頂戴して・・・

 

 

後は、すたこら。

 

 

路傍の花と・・・

 

語らいながら。

 

無事の下山、

山路の春襟に

感謝、感謝。

 

fin