あるく

~山の恵みの備忘録~

吾妻山/遊心 2022年8月22日

今日(8/22)は、吾妻山へ。

前から気になっていた『シモフリ新道』。

不動沢口から入って、中天狗、駱駝山、一切経山、家形山、硯石を踏んで、

周回して来ました。愉快な道のりでした。

 

地理院の地図に「駱駝山」の表記が欲しいところです。

(いくつかの記録を平均すると、12km程の行程、獲得標高差で1,050Mぐらい?参考タイム→初めてのコースなのでゆっくりめ;不動沢登山口06:27~07:00賽河原分岐~07:35沢渡渉~08:11中天狗~08:43駱駝山~09:38一切経山~10:27家形山~11:18硯石~11:23慶応吾妻山荘分岐~12:00賽河原分岐~12:26不動沢登山口)

 

(初っ端からチョンボ。誤って作業道に入ってしまい、20分?のロス。)

朝の不動沢橋。雲海がお似合いです。

 

賽河原の分岐で慶応吾妻山荘、家形山への道とわかれます。

森の中、そこから先はヤブ道かな?と気に懸かりましたが、杞憂。

よく踏まれ、手が入っており、関係する方々の愛を感じました。

沢を二つピョンと渡って急登に喘ぐと、視界がひらけます。

 

デンと坐った一切経の手前に二つのコブ。なるほどぉ~、ラクダの背だぁ。

『駱駝山』とは言い得て妙。

 

振り返ると、蔵王の響。

 

 

歩一歩、駱駝の瘤がだんだん大きく。

 

 

「中天狗」着。ツンと尖った吾妻小富士。手前の白い山肌がシモフリ山かな?

 

 

それにしても濃やかな気遣い。

ちょっとルートを失いかけると?ちゃんと赤テープ。

 

 

天気にも恵まれました。

 

 

いよいよラクダの山体・・・

 

 

あの背のコブに跨るぞ?

 

 

おやおや?最初のコブのピークにはホシガラスが、たむろ。

 

総勢4羽?

かなり至近の距離なのですが、逃げません。

 

仲間だと思ってくれたのか、それとも、よほど私の存在感が薄いのか・・・(笑)

 

彼らの言葉がわかるといいなぁ、会話ができたらなぁ。

たのしい時間を、ありがとう。



吾妻小富士のクレーターがはっきり。

スカイラインのくねくねが無ければ、気分は月面探索です?(笑)

 

 

相変わらず煙草をくゆらす、一切経

 

 

ホシガラスの激をうけ・・・

 

 

一切経に鼓舞され・・・

 

 

コブへまたがり・・・

 

 

駱駝山を頂きました。

 

 

しばし、眺覧、周覧。

 

吾妻小富士、浄土平、高山、東吾妻・・・

 

 

ん~吾妻にはこんな秘密が?あったんだなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、吾妻小富士のエ~ルを頂戴して、前進。

 

 

 

 

 

さぁ、一切経へ。

 

 

振り返って、駱駝山。

 

 

それにしても、スカイラインなんて・・・一体、誰が考えたのか?

 

 

 

 

 

歩一歩、喘ぐと・・・

 

 

山頂は、直ぐ其処!

 

 

ガスが湧き始めたので、急ぎ足?

吾妻の瞳、五色沼に目通りがかないました。

 

ついでに、私。出たがりですみません。(笑)

 

 

まじまじと・・・

 

まじまじと、吾妻の瞳。

 

 

 

 

ひらける、吾妻。

 

ず~っと歩いて行きたい衝動にかられます・・・。

 

さて、家形山へ。

 

湧いてきたガスが溢れ・・・

 

滝雲となって水面に注がれます。

 

 

 

 

今度は、家形山から五色沼、そして一切経山

 

また、まじまじと、まじまじと、水面に見惚れます。

 

「目は体の灯である。

もしあなたの目が澄んでいれば、あなたの全身が明るい。

しかし、あなたの目が悪ければ、全身が暗い。

もし、あなたの中にある光が闇であれば、

その暗さはどれほどだろう」

とは、新約書にある主人公の言葉。

コロナ禍、戦争、気候変動・・・吾妻の瞳はすべてを蔽っているかのよう。

こんな瞳で生きてゆければなぁ、いや、生きたいと、切に願います。

 

吾妻の祈りは、"Grace be with you".

 

 

 

 

さて、一息入れて、しばし、飲み食い。身も心も満腹。

 

分岐へと戻り・・・

 

 

五色沼を回って・・・

 

 

家形山に、礼敬。・・・

 

 

帰路へ。

 

無事の下山、

遊心の山路に、

感謝、感謝、感謝。

 

fin