あるく

~山の恵みの備忘録~

薬師岳/誡喩 2022年8月17日

あだたら高原スキー場に着けば、陽精の頌。

 

 

おかげさまで、亡き母の『新盆』はつつがなく。

そして『終戦記念日』。

『盆』とは、様々に意味があるにせよ、「亡き魂の帰ってくる日」と合点。

そして、戦没者の、

「なげけるか いかれるか はたもだせるか きけはてしなきわだつみのこえ」

は、悲しい哉、今も、現在形です。

暴力を醸成し、天と地とに唾しながら、戦争を、気候変動を呪う人たちよ・・・

 

「あなたがたは、雲が西に出るのを見ると、即座に、『雨になるだろう』と言う。

果たしてそのとおりになる。

南風が吹くと、『暑くなるだろう』と言う。

果たしてそのとおりになる。

偽善者たち、あなたがたは地や空の模様を見分けることを知っていながら、

どうして今の時代を見分けることを知らないのか」

とは、イエスの言葉。心したい。

 

 

さて、今日(8/17)は蒲生岳を予定するも、諸々の事情により?変更、安達太良へ。

ゲレンデにのっしのっし?阿武隈が背を押し上げてくれます。

 

ゲレンデには秋の使者、ススキ。

 

大雨の影響は此処にも。

 

一息入れて、眺覧。

 

あぶくまの響に・・・

 

耳澄ませます。

 

 

 

 

 

 

五葉松平。

この手前で、突然虫に襲われ、バタバタと右耳の中へ入られてしまいました。

摘まみ出そうとジタバタ、悪戦苦闘するも、さらに中へ、奥へと侵入。

綿棒がわりに割箸付の楊枝にトペを巻き付け応戦しましたが、

つつき過ぎて血がにじんでしまい、追い出せぬまま、最悪の事態に。

 

 

 

 

堪えながら、薬師岳へと歩を進めましたが、

耳の奥ではカサカサ、ゴワゴワ、ブンブン・・・これは尋常じゃない。

ん~、ギブアップ!~即刻、山行の中止を決断。

薬師岳を以って本日の山頂とし・・・

 

急ぎ、帰ります。

 

~帰宅後、汗を流して、耳鼻科医院へ直行。

医師による「外耳道異物除去術」を施され、事無きを得ました。感謝。

あんなのが詰まってたとは!~いやはや、初めて、貴重な?体験でした。

 

無事の下山、

誡喩の山路に

感謝。

 

fin