あるく

~山の恵みの備忘録~

吾妻OneDay-1(浄土平/デコ平) 2010年8月28日

今日(8/28)も吾妻です。


新潟の山の先達・粟さんが、浄土平~グランデコへと日帰りで吾妻を縦走すると云う。
そんなラインが引けたら爽快だろうなぁとは思いつつ、登山口へのアプローチは専ら車という我が身。車の回収に気は重く、いつも机上の絵空事に終わります。
でも車が2台あれば話は別。登山口と下山口に車を配置できれば、日帰り、即ちone day での縦走の完遂が可能です。でも一体誰と・・・。
行程の質、長さを考えると誰でもという訳にはゆきません。経験や体力が充分に備わった人でなければ。そんな時、以前拙ブログに、吾妻にルートを探っているとコメントしておられた asano さんが脳裡に浮かびました。彼なら、飯豊での経験にも通じ、気力・体力共に申し分ありません。
明日の事を今日という、私の非常識極まりない申し出にも拘らず、asano さんは快諾して下さり、この計画は現実のものとなりました。
御礼申し上げます。

吾妻は広大で暢びやかです。
今回、asano さんのお陰で、それを一日で存分に味わうことができました。
感謝です。              


(浄土平05;00~06;02一切経山頂~06;30不動沢分岐~07;05家形山標柱~07;42ニセ烏帽子~08;07烏帽子山~08;46昭元山~09;21谷地平分岐~09;42明月荘分岐~09;57明月荘~10;06金明水の水場~弥兵衛平湿原に遊んで~11;37明月荘分岐~12;14籐十郎~13;15人形石~13;59梵天岩~14;29西吾妻山~15;12西大巓~16;05スキー場ゴンドラ駅に、あとはゲレンデをお花に迷わされ、道草を食いながらで下り、駐車場へ17;19.)


*3部作でアップします。


まずは酸ガ平へと木道を辿り始めると、吾妻小富士の山の端からご来光が。
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一切経山もモルゲンロートに輝き出しました。
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東吾妻山から「お早うさん!」。
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鎌沼の向うから、中吾妻山も朝の挨拶に加わります。
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磐梯山も起きて来ました。
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今日、同行してくださる asano さん。名機を手に撮影に余念がありません。
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吾妻小富士の向うは中通り。一帯は見事な大雲海です。
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中段に高山。奥に安達太良の連嶺。
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白雲の海原を背に今日の航海を始めます。
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磐梯山が見守ってくれています。
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蔵王へと墨絵の世界が広がります。
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一週間ぶりの『吾妻の瞳』(五色沼)。
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『瞳』の中に。(筆者です)
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今日は最奥に見える西吾妻山、さらにその陰、西大巓まで、稜線に踏み跡を刻みます。
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奥になだらかな弥兵衛平のスカイラインが。
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『瞳』を傍らに観ながら一切経を下ります。
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水面には静寂。
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一切経と空を思うままに映し出します。
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吸い込まれそうな・・・。
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「明鏡止水」、・・・この『瞳』にこの言葉の意味を想います。
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分岐を別けて家形山に上ります。
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こんな『瞳』を有つ人間になれたら。
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磐梯山に促され、縦走の途へ。
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リンドウが沿道から応援です。
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家形山の標柱に到着。
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樹間に蔵王からのエールです。
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ニセ烏帽子を通過。手強いササヤブに下衣はおろか上衣までビッショリです。滴は伝って靴の中まで。
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烏帽子山まで、発達したササヤブ帯が何箇所も有り、日中はともかく、朝の早い時間帯は侮れません。この時季こそズブ濡れも苦になりませんが、秋に進行すれば体温の低下にダメージを受けるでしょう。靴の中にまで浸透した水分はソックスをも浸し、長い行動を伴えば足を痛めることにも繋がってしまいます。道刈りがどうのこうのと不平を言う前に、朝露を感じたら、早い段階での雨具の着用(下衣だけでも)を考えるべきでした。


烏帽子山には眺望が広がります。左、あの奥から随分と歩いてきたもんです。
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おっとり東吾妻山。
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眼下には吾妻のハート、谷地平湿原が。
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継森~中吾妻山のスカイライン
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これから向かう昭元山。そして右奥に東大巓。
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奥右手に弥兵衛平がのどかに。
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休憩もタップリ。昭元山へ。
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烏帽子山を振り返ります。奥には家形山。
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昭元山にて asano さん。まだまだ余裕です!
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東大巓へと足は軽やか。
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木々の伸長が抑えられると、路の周りはリンドウのお祭りです。
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リンドウの花回廊に心が弾む asano さん。
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           「その2」に続く。