麓の山根に着くと、山頂の招く響。
今日(2/20)は、鎌倉岳へ。
たまには行かないとなぁ~という軽い気持ちでおりましたが、
朝起きてみれば、雪世界。それも、みぞれ混じりの重い雪です。
早朝からのユキハキで、バテバテ。今日はやめておこうかな?
でも、行けるんだから、行かなきゃ・・・意を決して?いざ。
ここは田村市常葉町山根。この辺りは日向で、雪は少なそう・・・
萩平登山口から。
しばらく上って、鰍(かじか)登山口からの径を合せます。
不思議の国に迷い込む様な?(笑)
ここから、さらに急登。
雪に圧された笹を、ストックで払いながら。
交響する、雪の精の頌歌。
唱を合せ、歩一歩。私だけのステップ。
ん~、雪はいい。
気持が清らに、昂ぶります。
大勢の雪の精が、歓呼して迎えてくれました。
これはもう、メルヘン。
肩に上がって、ひと息。
雪の華・・・
雪の精の・・・
祝福、また激を頂戴して・・・
ハァハァ?
鎌倉岳を頂きました。
"Grace be with you".~陽精の祝福。
雲散霧消には、まだ時間が要りそうです。
山頂には、小さな石の祠の一つあればいい・・・
この先には、移ヶ岳、磐梯山、吾妻、安達太良の連嶺。
心の目にはちゃんと見えてます・・・。
穏やかな山頂。静謐の、ひと時。
あぶくまの片隅にあるささやかな平和、平安。なのに、
この同じ地上には、「暴力」でひと悶着起こそうとする、愚昧の輩がいます。
何と愚かな!今は、そんなことをしている場合か?
かたや尊厳に身を砕いて生命をまもろうとしているのに、
かたや、傲慢、貪りが、平然と生命を踏みにじろうとしている・・・
驕り、高ぶりが、跋扈、跳梁する世界。かなしい哉、これが現実です。
「わたしが顧みるのは低い人、心砕かれてわが言におののく人」
とは、旧約書に記された言葉。・・・「剣を取るものは、皆剣で滅びる」。
「天を仰げ、天から生きよ」と、陽精は切々としています。
いい時間を過ごせました。感謝。
帰るとしましょう。
難所と言えば、唯一、山頂直下の此処かな?
上るのには無問題でしたが、降るとなると、ちょいと緊張?
雪の精の頌に耳澄ませ・・・
樹々との語らいを・・・
愉しみながら。
後は、すたこら。
やっと天然色?
(気温が上昇。途中から雪の塊がワラワラ?滴がボタボタ?)
無事の下山、
山路の清閑に
感謝、感謝。
fin