秋を頌う、渾身。
今日(11/6)は、 阿武隈高原中部県立自然公園『日山』(1,057M)を見回ります。
ん~、上天気。こんな日に山歩きが出来るなんて、ありがたき仕合わせ。
いつもの上移は平地区公民館前の駐車場に車を置かせて頂き、
「いざ」。
移ヶ岳の激を背に農道をのっしのっしと・・・
移登山口へ。(道標がちょっと・・・)
道はよく整えられ、ありがたい。部落の方々に感謝。
麓でも紅葉が進んで、山はもう終わりかな?
・・・と案じて来ましたが、何のなんの。
何事にも「さきがけ」あり、「しんがり」あり。
有終の、その意気やよし。
杉木の伐採。
移分岐で、茂原からの道を合せます。
悠々の漫歩。
陽精の頌に、木々が唱を合せます。
木々は、忠慎。天への讃歌。
心は明るんで、スキップしたくなる?
木々はみんな空をめざす・・・、天に何が在すかを知っているから?
山頂広場に着きました。
登山者の方々にお声がけしながら、展望台へ。
しばし眺覧、周覧。あぶくまの暢然が沁みてきます。
安達太良、吾妻の連嶺。
降りて、一帯を見回ります。
葛尾への道は閉ざされたまま。原発事故はまだ終わっていないのです。
展望岩へ。
重畳する、大滝根山、鎌倉岳、龍子山。
そして、移ヶ岳。
耳清ませば、陽精の頌。
秋が来て、その心がわかり始めると去る・・・
『天何をか言わん哉。四時行わる、百物生ず。天何をか言わん哉』
とは孔子の言葉。
「ほら、天を仰いでごらん、万物を主宰するあの天を。
天は何も言わない、語ることをしない。
でも、天の運行によって四季は自然に運行し、
その四季の移ろいによってたくさんの生物が生を享け、育まれる。
でも、天は何も言わない、語らない・・・」。
天には、まなざしがある。
一帯に異状のあるなく、安堵。
高台にある社に陣取り、ラーメン屋開店?です。
初めて択んだカップ麵、残念ながら、あまりおいしくなかった・・・
お腹は満タン。そろそろ、帰るとしましょう。
いい空。
木々がみな「わたし」をすいとられてむなしくたっているように、
私の中の「わたし」もすいとられ、むなしくされてゆきます。
秋色にまどろんで・・・
渾身の発色が、あっぱれ。
移分岐を折れると、茂原からの道に、お見かけしたことがあるような白髪の方が?
何と磐梯山の常連、takahashiさんでした。二年ぶりでしょうか?
しばし歓談、四方山話。
ああ、その中に、悲しい哉、猪苗代のyoshidaさんの訃報。
磐梯山に毎日通って小屋を切り盛り、お山に手を合わせ、お山と共に生きた方でした。
どうぞ、霊よ、安らかに・・・。
木々の溌剌に鼓舞され・・・
後は、すたこら。
部落の方々がこんなに道をよくしてくださいました。感謝。
移ヶ岳のねぎらいエ~ルに与って・・・
無事の下山、
忠慎の山路に
感謝、感謝。
fin