あるく

~山の恵みの備忘録~

二ツ箭山/天和 2021年2月20日

梅が歓呼して迎えてくれました。 

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今日(2/20)は、二ツ箭山へ。

先の週、登ったその日の夜半、福島沖を震源とするM6.3の地震が発生し、

この山があるいわき市は震度「5強」でした。

岩場の多いこの山、或いは崩落かと危懼しましたが、幸いにも、杞憂。

10年前、東日本を襲ったM9の大地震で、落ちそうな岩はすべて落ちたようで、

この度はぴんぴん、大事無きを得た様です。余震も、一週過ぎれば・・・

(これから3月末迄、怪しげな?日程がカレンダーを埋めています。嗚呼。

付随してのあれやこれやで~ひょっとすると、多分、山に登れないかも?)

 

 

駐車場について見上げれば、青天を衝く?二ツ箭山。鼓舞されて。

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御滝に礼敬、謙廉に合わせられます。 

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沢に、歩一歩。 

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水の精の頌に耳澄ませ・・・ 

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思想の交換です 。 

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語らって、愉心。 

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〆張場から山脊へ。 

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岩場に直下。 

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「天を仰げ、天から生きよ」。 

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毎度お世話様です。 

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基部(鞍部)に起って、月山。 

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女岩へは、もうひと踏ん張り。 

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男岩の英姿が・・・ 

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背を押し上げてくれます。 

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攀了。語らって、思想の交換。 

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女岩を頂けば、陽精の頌。 

八木重吉の詩がよぎります。― 

 

「太陽

あなたは総てのものへいりこむ

炭にはいっていて赤くあつくなる

草にはいっていて白い花になる

恋人にはいっていて瞳のひかりとなる

あなたが神の重い使であることは疑えない

あなたは人間の血のようなものである

地の中の水に似ている

不思議といえば不思議である

有難いといえばじつに有難い

あなたより力づよいものがあろうか

あなたが亡ぶる日があろうか

そして別のあたらしい太陽がかがやく日があろうか

あると基督はおしえられた

ゆえにその日はあると信ぜられる

しかしその日まであなたは此の世の光である

みゆる光はみえぬ光への息吹を通わせている

あなたの高い気持にうたれた日は福(しあわせ)な日である」

 

 

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さて、岩場のテラスへ。 

常連のみなさんがズラリ。交ぜて頂き、歓談、四方山話。

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S藤さんは、ヤマップで大活躍。 

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みなさんを見送って、ひとり。 

 

そらに、わるい考えをみんなすいとってもらおう。

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 いい時間を過ごせました。感謝。

帰りましょう。

 

 

沢コースへ。

修験台上の岩場から夫婦岩。 

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睦まじく、唱を合せます。 

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沢床へと激降って、ケルンにご挨拶。 

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水の精に通行の許可を乞います。 

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そろりそろりと、水の時間に歩を合せます。 

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水の精と語らいながら。 

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水の精の・・・ 

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翔逸、翔華、翔躍。 

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水面には、陽精の詩。 

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そして駐車場にもどれば、うれしい梅の香が。

八木の詩をもう一遍。

 

「梅にも梅自身の気持がわかって来て

そう思っているうちに花が咲いたのだろう

そして

寒い朝霜ができるように

梅自からの気持ちがそのまま香にもなるのだろう」

 

 

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無事の下山、

天和の山路に

感謝、感謝。 

 

fin