滝桜が咲きました。
まだ七分咲きほどでしょうか。でも充分。
周りの騒ぎをよそに、悠然です。今年は観桜料の徴収はなし。
訪れた人も、「客」としてではなく、素で対峙です。
桜の花びら一枚一枚は、「今年の空気はちょっとヒリヒリするなぁ~」
なんて囁き合っているのでしょうか。
千回以上繰返されて来た営みを前に、
ただ首を垂れて、ひとの愚かさを思います。
『人間が全体として真実から逃げる一方だとすれば、他方では、
真実が四方八方から人間に迫ってきているともいえる。
真実の一面に触れるには、昔は一生努力しなければならなかったが、
今日では逃げないだけでよい。
だが、逃げないということは、なんとむずかしいことだろうか』。
(Martin Lings)
桜の本懐。ご覧あれ。
(以下、4/21早朝のショットです)
Fin