あるく

~山の恵みの備忘録~

鉄山/清耀(前篇) 2022年10月16日

今日は、安達太良、鉄山へ。

塩沢口から僧悟台~笹平を経て鉄山を頂き、湯川渓谷へと周回。

朗天の下、お山の秋の祝筵に遊ぶことがかないました。

ウキウキと?写真を撮り過ぎてしまい、記事は前篇、後篇、二つに。

*一昨年もこのコースを歩きましたが、その時より歩きやすくなっていると感じました。特にヤブ化した処はなく、後半の詰めの区間こそ、シャクナゲへの配慮から、ちょっと煩わしい箇所がありましたが、その外は笹もこまめに刈られ、愛情が注がれているなぁとの感想をもちました。あまり人の入らぬ登山道ですが、それでも、こうしてこまやかに手を入れて頂いており、今回、感謝の念を新たにいたしました。

 

 

二本松は塩沢スキー場の駐車場に車を置かせて頂き、いざ。

『馬返し』の分岐から湯川へ降り、木橋を渡ります。

 

 

野趣あふれる登山道。好きです。

 

 

あまり手は入ってないだろうなぁと案じてましたが、杞憂。愛情たっぷり?

ただ、この土嚢袋の素材、山では、異物と言えば異物。

飯豊の保全などで使っている自然由来のものの方が・・・。

 

 

僧悟台の標識。今日はあたたかくなりそう。

 

 

 

 

勾配から解放され、ついつい、歩幅は大きく。

 

 

其処此処に秋の頌。

 

 

 

 

天を仰げば、月天子のエ~ル。

 

今は廃道になっている八幡滝からのコースの分岐。

箕輪山が御出座しです・・・

 

 

鉄山から、秋の頌。

 

 

足取りは軽く。

 

 

うわぁ、まさに、錦繍

 

 

うららかな、ああ、うららかな。

 

 

雲のまことが、むねのそこへと沁みてきます。

 

 

ひかりがこぼれ、黄に紅にひろがるさまは、なまめかしいほど。

 

 

 

 

 

 

 

 

うれしいひざし、やわらかな雲・・・仕合わせな、ひと時。

 

 

「このよに

てんごくのきたる

その日までわがかなしみのうたはきえず

てんごくのまぼろしをかんずる

その日あるかぎり

わがよろこびの頌歌はきえず」

(『八木重吉詩集』から)

 

 

 

 

ほがらかで・・・

 

 

ちょっとこびてるような?あかるさのなかを・・・

 

 

こころおどらせながら。

 

 

 

 

天は・・・

 

 

こんな、愚かな怠け者にさえ・・・

 

 

こんなにもうれしいひざし、ゆたかな祝筵を恵んでくださった。

 

 

神さまはどんな気持ちでこの色をおぬりになったのかな?

 

 

うっとりと、秋の頌にステップ。

 

 

秋に酔って?千鳥足?

 

 

体をぐるぐる回しながらの、歩一歩。

 

 

いつのまにか・・・

 

 

笹平の分岐に着いてしまいました。

 

 

さて、心を入れ替え?鉄山へ。

 

 

飯豊や・・・

 

 

吾妻の激に応えます。

 

 

振り返って、箕輪山。

 

 

今日は、雲海。

 

 

鉄山避難小屋をロックオン。

 

 

鉄山小屋に到着。

 

 

しばし、・・・

 

 

眺覧、周覧。

 

 

 

 

 

お腹が空きました。

峰々と語らいながら、飲み食いするとしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『鉄山/清耀(後篇)』に続きます。