『飯豊/三国岳/懐寵(前篇)』
からの続きです。
事無く、
三国岳避難小屋に到着。

大日岳に拝顔拝眉。
”あなたに会うため、ここまで来ました”。

おにぎり頬張り、周観に酔うひと時。

悠悠の飯豊。



"My friend,
Grace is all you need ;
power comes to its full strength
in weakness".
”友よ、恵みはあなたに十分だ、
力は弱さにおいてこそ、全うされる”。
――お山の響がした。
ありがとう、
わたしは喜んで自分の”弱さ”を誇ろう。

小屋の周りは花盛り。


それにしても雪が少ない。

この暑さ、長居をすればするほど、
雪の状態は悪くなりそうです。
食べる物は食べたし、飲む物は飲んだし、
帰りましょう。
初っ端から、緊張の斜面。


一歩一歩、
確実なステップ。

ホッと、一息。
アイゼンを外します。

七森が見守ってくれました。

まだまだ続く、緊張。

こんな”綱渡り”が3本。
写真なんか撮ってる場合じゃない?

でも今回、
悪意を感じるような”えぐれ”がないのが、
救いと言えば救いです。

”ふ~”、核心部分を了えました。

地蔵へ、step by step。


磐梯山からのエ~ルに、応えます。


陽精の蔽護に感謝。

七森の岩壁に、…

そして、三国岳に、

いとまを告げます。


横峰へ。

牛ヶ岩山にいとまを告げます。

樹々の言葉に耳傾けながら。

登って来られた方を、パチリ。

お願いして、私も。

磐梯山のねぎらいがうれしい。

春の讃歌の中を凱旋です。

花の祈りは、
"Grace be with you".

登山口に戻りました。
もうちょい、歩きます。

無事の下山、
お山の格別の恩遇、
良き時間に
感謝、感謝、感謝。
Fin