あるく

~山の恵みの備忘録~

磐梯山/憂心 2016年7月10日



  今日(7/10)は、磐梯山へ。

  本日は、
  第24回参議院議員通常選挙の投票日ということで、
  てきぱき上って、たったか下りて、さっさと帰り、
  粛々と投票所へ、――。

  ここは3月、4月と残雪に遊ばせてもらいましたが、
  その後、5月、6月と来れず、何だか久しぶり~の感。
  お山は雲に蔽われ、憂思、憂容でしたが、
  親昵に浴し、
  安んじて運歩を愉しむことが許されました。
  感謝。
  
   

  報道を見ても、この頃の熊さんは新世代、
  ヒトを避ける言伝え、"常識"はなさそうです。
  でも山に棲む熊さんにはまだ"良識"があるはず?
  熊鈴二つ(!)は信頼の証しです。(笑)

  猪苗代スキー場ゲレンデトップから。 
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  沼の平に一息、いつもの場処で。  
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  寄ろうかどうか迷っていた櫛ヶ峰。
  ガスの中から、"今日はいいよ"。
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  弘法清水小屋着。
  澁谷さんとしばし歓談、四方山話。
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  山頂を目指します。
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  磐梯山を頂きました。ん~、何も見えず。
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  おにぎりを食べながらボケ~っとしていると、
  辺りの雲がきれだしました。
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  青空が…
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  そして、陽精が、
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  頌いだしました。
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  下界に、「改憲」の力がうごめきます。

  「季康子、政を孔子に問う。
  孔子対えて曰わく、
  政なるものは正なり。
  子、師いるに正しきを以ってせば、
  孰か敢えて正しからざらん。」
  (『論語』顔淵第十二)
  まつりごととは正しさであると、
  孔子は喝破しました。
  経済だ、改憲だと詭弁を弄する彼らに、
  今の憲法を超えるどんな正しさが有るというのでしょう。

  ひとり一人に、
  ほんとうの幸せが問われています。
  


  天が宙を、雲を透して肯ってくれました。
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  蔽っていた雲が退いてくれた、束の間に。
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  さて、投票に行かねば。
  ウスユキソウのねぎらいとエ~ルに与かって。

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  三合目で、この山の猛者、M上さん、O部さんとバッタリ。
  語らっていると、あきらめていた天狗岩が…。

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  貌を出し始めました。
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  "天を仰ぎ、天から生きよ"と、呼ばわる響
  "ありがとう"。
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  沼の平に一息。
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  憂思、憂容。
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  赤埴の山脊から、猪苗代湖
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  "お久しぶりです"。
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  ゲレンデトップを遣り過し…
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  駆け降ります。
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  憂心を蔽う、天。
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  無事の下山
  憂心通うお山に
  感謝、感謝。


  Fin