山躑躅の頌歌。
今日(5/19)は、阿武隈高原中部県立自然公園『高柴山』
及び、堂山王子緑地環境保全地域を見回ります。
加えて、本日は、片曽根山の山開き。観光協会からのお招きに応え、
先に、こちらの安全祈願祭に参列することに。
久しぶりの片曽根山頂。しばし、船引の市街を眺覧。
開式まで間があり、展望台へ向かうと…
何と、佐藤さんご夫妻の姿が。2/23以来でしょうか?
拙ブログに山の記事が更新されず、ご心配をおかけした様で、恐縮。
片曽根山での安全祈願祭を終え、七郷へ。
次は高柴山です。
いつもは、先に堂山王子を回りますが、今日は後に。
門沢登山口から。
新緑が光を讃います。
奥に、先ほどお邪魔した片曽根山。
身につまされる、樹々の傷痕。
ん~、山を歩くのがいちばん。
おや?何とSさんが!
愉しまれたご様子、お元気で、何よりです。しばし、歓談、四方山話。
若葉を透す光に、スキップしたくなる?
径の周りが萌えだしました。
きれいだよ~と、声をかけると…
はにかみます。
歩一歩、一つひとつの花の衷情に、染められてゆきます。
「水石」着。
あぶくまが展けます。
山頂部のヤマツツジ、~三分から四分咲きといった所かな?
花々のひとすじの気持ちに和みます。
展望台へ。
山開きは来週(5/26)ですが、今日の人出は
今山頂に居る人、既に下山した人~100人以上でしょう。
いい日和です。
しばし、眺覧、周覧。あぶくまの響に耳澄ませます。
一帯を見回ります。
花々には衷心、衷懐。
そしてその傍らには、思い思いの憩い、団らんがありました。
森のみんなが頌を合せます。
見回って、異状のあるなく、安堵。
水石に戻りました。
人はもっと山々と、花の一輪一輪と、思想の交換をすべきだ、―
つくづく、そう思う。
最近まで文科省で教育行政の中枢にいた人物は宣う…
「間違いなく、近いうちに定型反復型の労働はAIに取って代わられるだろう。
昭和の教育のままでは、まるで失業者を量産しているようなもの。…
今後はAIを使いこなす技術と、
AIにはできない、人間にしかできない能力が重要になる。
感性とか善悪の判断とか。
AIに決定的に欠けている意思、意欲、好き嫌いの感情、倫理、五感など。
特に哲学。ここは人間らしく、しっかりと身に付けてゆきたい」と。
一体何を言っているのだろう。
この人は、AI自体が一つの哲学の化身だということを知らないのだろうか?
問題は何が進歩なのか、人間の生命とは何か、本当の幸せとは何なのか…
とってつけたごまかしの論理に、「哲学」などとはおこがましい。
ソクラテスのしかめっ面が目に見えるようだ。
自然、天然の響に、その謙廉に耳を澄ませたい。
花には、ただ、ひとすじの気持ち。
帰りましょう。
語らいながら。
無事の下山、
豊雍の山路に
感謝
Fin